家づくりに対する考え方
家を建てるなら注文住宅でと考える人は、家へのこだわりがあるはずです。ローコストで家を建てたければ、建売住宅や規格住宅という選択肢もあります。特に建売住宅であれば、土地の同時に購入できるので、住宅ローンの手続きも1回だけですみます。規格住宅であれば、家づくりプランの為の打ち合わせ回数を大幅に減らすことができます。
注文住宅は、土地の購入と、理想の家を建てる為に、必要な情報収集をしなくてはなりません。そして、家づくりプラン作成の打ち合わせは、繰り返し行われます。そんな大変さがあるのに、敢えて注文住宅を選ぶということは、家族が暮らしやすい家を建てたい、という想いがあるからです。ただ、こだわりによっては、到底ローコストでは実現できない、という場合もあります。家づくりは、予算の配分を考えながら進めていかなくてはなりません。そして、家づくりには、建築費の中で絶対に譲れない要素があります。譲れない要素に使う予算以外で、こだわりを実現させていくことが、ローコストでの家づくり成功に繋がります。
では、家づくりの中で、すべての家に共通する「守らなくてはならないこと」とは何でしょうか?
家の中の快適さ
夏は涼しく、冬は暖かい室内温度を最低限の冷暖房で調えられるということは、快適に過ごすための基本です。十分な断熱性が備わっていない家では、快適な室温を調える為に、大量の電気やガスを使わなくてはならず、暮らし始めてからの家計を圧迫します。
大地震への備え
日本は地震の多い国です。安心して暮らすためには、十分な耐震性能を備えた家にしなくてはなりません。
永続性
木造住宅の構造部は、非常に頑強です。適切なメンテナンスを定期的に続けている家は、子や孫の代まで良いコンデイションを維持できます。その為には、点検、修理が容易くできることが必要です。加えて、アフターメンテナンスの体制が整っていることも大切です。
これらの要素にかける予算は、それぞれのご家族が持つ、家づくりへのこだわりよりも、優先しなくてはならない費用です。その残りの費用の中で、家族の家に対するこだわりを実現するべく、家づくり予算を配分していきます。ここからが、住宅の価格による差が出てくる部分であり、ローコスト住宅が実現できる理由でもあります。
1,000万円台では収まらなくなる恐れのあるこだわり
住宅性能は維持しつつ、予算内で快適な家を実現するためには、こだわり部分の採り入れ方が重要です。こだわりすぎると、1,000万円台では収まらなくなることもあります。
凝った造りの外観
凹凸ある凝った造りの外観は、建材費が嵩むばかりではなく、断熱性と耐震性が低下します。その結果、断熱性と耐震性を、より高める為の費用も発生するので、建築費が嵩みます。面の多い屋根や、下屋の数も凝った外観には繋がりますが、建築費は嵩みます。
一方、シンプルな箱形の家は、凹凸のある家に比べると、断熱性と耐震性が高く、建材の量も抑えられるので、ローコスト住宅に多く採用されます。
広々とした中庭のある家
中庭の形にもよりますが、プライベート性の高い中庭にしたいと思えば、コの字型やロの字型の建物にすることになるでしょう。四角形の家に比べると、コの字型やロの字型の家は、壁や角の数が増えるので、その分、建築費が嵩みます。断熱性と耐震性をより高める為の費用も発生します。
窓の種類と数とサイズ
窓には、引き違い窓、上げ下げ窓、すべり出し窓、ドレーキップ窓など様々な開閉タイプがあります。すべり出し窓や、ドレーキップ窓をたくさん使いたい、無垢材のサッシにしたい、というようなこだわりがあると、窓に相当な費用がかかります。最も価格が抑えられる引き違い窓であっても、掃き出し窓をたくさん設けるというように、サイズを大きくしたり、数を増やしたりするほど、建築費は嵩んでいきます。
細かく区切られている間取り
廊下、縁側、玄関ホール、独立型のキッチンやダイニングは、床面積と間仕切壁、ドアなどの建具をより多く必要とします。プライバシー性は高くなりますが、建築費は嵩みます。一方、廊下がなく、リビングとダイニングキッチンが並んでいる間取りは、家族の自然な触れ合いのチャンスが増える、細かく分かれている間取りより冷暖房機器の台数を減らせるなどの良さと共に、建築費も抑えられます。
個別の小さな収納
家の中を片づけやすくするためには、物が室内に出ていないことが大切です。ただ、家族それぞれの部屋に、細かな収納を造る方法は、床面積を圧迫し、建築費にも影響します。一方、家族の動線と、収納する物のサイズに合わせた、家族全員で使える収納は、使い勝手が良く、家の中を自然に片付く状態にし、建築費も抑えられます。
広い踊り場のある階段
階段には、幅や段数、直階段と折れ階段、踊り場の広さと形状の違いがあるので、造り方によって、必要な階段室の床面積が変わります。方形の踊り場がある階段のように、階段室が広くなるほど、床面積を多く使うので、建築費にも影響します。子育てや、高齢になった時の安全性を考えて、基準より幅広で段数が多く、方形の踊り場がある階段にしたい、広い踊り場を作り、窓を設けて小部屋のように使いたいというような階段は、階段室の面積が広くなるとともに、建築費も嵩みます。
こだわりを活かしても1,000万円台で実現したローコスト住宅の建築事例
ローコスト住宅ではこだわりが活かせない訳ではありません。住宅性能は維持しつつ、予算の配分を上手に調節していけば、こだわりを活かした家づくりができます。特に、平屋は、2階建ての家に比べて建築費が嵩むと言われていますが、ご紹介する住宅は、どちらも1,000万円台で完成したこだわりを活かした平屋です。
行方市の平屋|解放感のあるリビングとアイランドキッチン
「広々としたリビング」にこだわった家づくりです。結果として、25.5帖の広さと勾配天井が創り出す大空間が完成しました。
シンプルでモダンな雰囲気の外観デザイン
ハイサイドライトからの陽射しが明るい家族用玄関兼シューズクローク
延べ床面積 | 110.96㎡(33.5坪) |
価格帯 | 本体価格 1,000万円~1,499万円(税別) |
LDKの広さ | 25.5帖 |
nLDKタイプ | 平屋 4LDK |
仕様 | Open |
水戸市の平屋|モダンなログハウス風の家
ブラック系の外壁に白いサッシが映えるログハウス風平屋です。
内装はすべて無垢材です。無垢材の調湿性、蓄熱性、断熱性が室内環境を底上げします。
延べ床面積 | 79.18㎡(24坪) |
価格帯 | 本体価格 1,000~1,500万円(税抜) |
LDKの広さ | 18.5帖 |
nLDKタイプ | 2LDK |
仕様 | Woody |
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
A-1グループは無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループは、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
A-1グループでは、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。