ログハウスとは?
日本の住宅のほとんどは木造住宅ですが、ログハウスとは、工法が異なります。日本の在来工法は、柱と梁で構造部を確立させて家を支え、筋交いの入った耐力壁で耐震性を備える建築です。一方、ログハウスは、ログ材を積み重ねた壁を組み、傾斜の深い三角屋根を乗せて造り上げます。このログ材は、昔はすべて職人が一本一本皮を剥ぎ、カットして加工していましたが、現在は、コンピューター制御された工場で加工されるログ材が増えてきています。
手作りのログ材は丸太です。手作りの丸太を使ったログハウスは、ハンドカットログハウスと呼ばれています。丸太を組み上げるので、ごつごつした野性的な趣があり、カービングと呼ばれる彫刻のようなチェーンソーアートが細部に施され、唯一無二の個性溢れる家が誕生します。
工場で量産されるログ材を使ったログハウスは、マシンカットログハウスと呼ばれます。フィンランドで生まれたマシンカットログハウスは、北欧風デザインの人気が高まっている近年、多くの人に好まれています。ログ材の形状には、丸ログから楕円、太鼓型、D型、角ログまで、豊富なバリエーションが揃っています。丸い形状からフラットな形状になるにつれて、凸凹感がなくなっていきます。凹凸が多いと、野性的な趣がありますが、フラットになっていくにつれ、モダンなテイストになっていきます。その為、マシンカットのログ材には、ログ材の選び方で、どのようなテイストのインテリアにも合う家が建てられるという特徴があります。
ログハウスの魅力
ログハウスに使われる木材は、ハンドカットログ材だけではなく、工場で加工されるマシンカットログ材も、すべて天然の木材が使われています。この天然の木材が、ログハウスの魅力をより高めています。
デザイン性
山の中や湖畔にいるような雰囲気を持ち、自然に溶け込む外観は、天然の木材で造られているからこそ生まれる美しさと親しみやすさがあります。
この木材の美しさは、室内にも活かされています。天井、壁、床はすべて天然の木です。クロスなどの内装材と違い、天然の木は紫外線による経年褪色をしません。紫外線や、薪ストーブの煙を吸収することによって、味わい深い色合いへと変化していき、長く暮らしていくうちに、次第に趣のある雰囲気を生まれます。
居心地の良い室内
天然の木材には、室内を居心地の良い空間にする働きがあります。ログハウスに入った時に、まず初めに感じるのは、木の香りではないでしょうか?天然の木には、樹種によって異なる香りがあります。そしてどの香りにも、人の心をリラックスさせる作用があります。そしてこの香りには、消臭作用もあるため、生活の中で生まれる不快なニオイを消し去ってくれます。
また、木材には、空気中の水分を調整する性質があります。その性質が、湿度が高くなる季節には、水分を吸収して爽やかに、乾燥する季節には、水分を放出してしっとりとさせるという働きをします。その結果、室内はいつも最適な湿度が維持されます。湿度の高さは、室内をジメジメさせるだけではなく、人間の体感温度を上昇させます。せっかくエアコンで最適な温度を作っても、湿度が高いとより暑く感じ、乾燥しているとより寒く感じます。最適な湿度の室内では、室内の温度と体感温度の差がなくなり、最低限の冷暖房で、快適に過ごせます。
木材の持つ熱の伝わりが緩やかであるという性質も、体感温度に影響を与えます。暑い季節に、天井や壁、床、家具の表面温度が上昇すると、近くに行くだけで体感温度が上がり、より暑く感じます。寒い季節に天井や壁、床、家具の表面が冷えると、触れた時に、ヒヤッとし、より寒く感じます。木材の天井や壁、床、家具は、室内の温度変化によって、表面温度が急激に変わることはありません。北欧など、寒さが厳しい国では、住宅の断熱性を高める為に、窓のサッシにまで木材が使われているほどです。この2つの性質により、夏涼しく冬暖かい家が生まれます。
住宅地に建てるには難しいのはなぜ?
魅力満載のログハウスですが、住宅地に建つログハウスはあまり見かけません。その理由はどこにあるのでしょうか?
周辺の景観に溶け込みにくい
ログハウスは広大な自然の中に存在する時、その外観デザインの良さが活かされます。もし、密集した住宅地の中に建てた場合、周辺の景観に溶け込まず浮いた存在になってしまう恐れがあります。広い敷地があり、隣家との距離が十分に離れている、周辺は自然の残る景観であるというような状況であれば、問題はありません。ただ、土地の価格が高額な地域では、ログハウスを建て、ログハウスにあったエクステリアを整える為には、相当な費用が必要です。
建築費が嵩む
ハンドカットログハウスはもちろんですが、マシンカットログハウスであっても、在来工法の木造住宅と比較すると、土地代だけではなく、建築費も嵩みます。手ごろな価格のログハウスの多くは規格住宅です。本物のログハウスですが、外観や内装のデザイン、間取りなどがあらかじめ決められています。家族の好みに合わせて外観デザインを選び、家族構成や暮らし方に合わせて間取りを選ぶというような方法で家づくりが進められます。家族にぴったり合ったログハウスを建てたいという希望で、フルオーダーのログハウスを建てる場合には、建築費が嵩みます。
小まめな手入れが必要
ログハウスは天然の木材だけで造られているので、セトリングという現象が起こります。これは、ログ材の重みで壁が下がってくる現象です。その為、セトリングが起こった際には、柱、建具、階段などの調整が必要です。
また、セトリング対策として、ログハウスは、建具と壁の合間に隙間を持たせて建てられます。その結果、ログ材の間に埃が溜まりやすいので、こまめに取り除かなくてはなりません。隙間風は、冬の室内の温度を下げてしまうこともあります。
外壁塗装は、一般的な木造住宅でも必要ですが、ログハウスは、再塗装の周期が短いという特徴があります。新築して2~3年後に1回目の再塗装、その後は、5~10年の周期で再塗装が必要です。再塗装は、壁の洗浄から始めるので、1階の再塗装作業にかかる日数は、洗った壁が乾燥するまでの日数も入れて、3~4日かかります。
自作する人ほどログハウス愛のある人や、DIYが苦にならない人にとっては、ログハウスのお手入れは楽しい時間になるに違いありません。しかし、仕事が忙しい人や、作業が苦手な人にとっては、負担になってしまうかもしれません。セトリングは地域の気候にもよりますが、築後数年で進行が緩やかになっていきます。しかし、外壁塗装は、塗装をしなくてもよい時期はやってきません。高齢になった時には、より負担が大きくなってしまいます。
住宅地でログハウスの暮らしを実現するログハウス風住宅
ログハウス風住宅は、シンプルでモダンなテイストの外観と、ログハウスのような住みやすさを兼ね備えた在来工法の木造住宅です。広大な敷地はなくても、一般的な敷地に建てられ、周辺の景観に溶け込みます。家の内部は、天井、壁、床がすべて天然の木材で造られているので、木の性質が創り出す居心地の良い空間です。
過去に、数多くの本格的なログハウスを建ててきたエイ・ワンだからこそ実現できる「ログハウスの魅力を十二分に採り入れた住宅」です。
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A-1グループは無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループは、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
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