防音室が暮らしの質を向上させる
家族の暮らし方と周辺の環境にあった防音室を造ると、どのような暮らしやすさが生まれるのでしょうか?
音楽室
休日には、家族揃って合奏を楽しむ、気の合う仲間が参加するというようなご家族や、音大を受験する子供がいて、毎日長時間練習しているというご家族にとって、心おきなく演奏できる環境は大切です。楽器の音が、近隣の住民に迷惑をかけてしまうことを、常に気にしていては、演奏を楽しめないからです。
家族全員で楽器を楽しむ場合には、発生しない問題なのですが、家族の中の一人が長時間楽器の練習をしている状況が、何年間も続くと、それ以外の家族のストレスになることもあります。防音室は、家の中の他の部屋への騒音も遮断するので、音楽室を防音にしておけば、家族のストレスも防げます。
参考サイト 【練習法】現役音大生が語る「音大生の練習法10選」
映画や音楽を楽しむ部屋
趣味の音楽鑑賞や映画鑑賞を、音を気にせず楽しみたいという人には、音量を気にせず映画や音楽をスピーカーからの音が流せる部屋が実現します。近隣の住宅も、他の部屋にいる家族にも、迷惑がかかりません。
寝室
敷地周辺の状況によっては、外部からの騒音で、度々睡眠を妨げられてしまうことがあります。数日間であれば、健康に悪影響が出ることはありません。恒常的に良質な睡眠が十分とれない日々が続くと、心にも身体にも悪影響が出てしまいます。
睡眠には、身体と脳、自律神経を休息させる、昼間の活動で受けた身体的負担を修復する、免疫力を高めるなど、健康を維持する為に欠かせないものです。騒音によって睡眠が途切れ途切れになってしまうと、睡眠の質が低下してしまいます。ベッドに入っている時間が十分に確保できていても、睡眠の質が低下すると、睡眠が体に与える効果を十分に得られません。
家づくり計画の際には、土地周辺の環境に合わせて、質の良い睡眠がとれる位置に、寝室を持ってくる間取りにすることも大切です。しかし、それだけでは、騒音防止ができない敷地環境であれば、寝室を防音室にすることが必要です。
参考資料 騒音による睡 眠への影響の評価について
防音室を造る際の注意点
家を建ててから防音室を作る場合、間取り変更や、使える資材に制限があるので、思い通りの防音室が作れない場合もあります。しかし、新築時であれば、他の部屋とのバランスを考えた間取りにでき、資材も自由に選べるので、理想の防音室が作れます。それでは理想の防音室を実現する為に、抑えておかなくてはならない注意点には、どのようなことがあるのでしょうか?
音の伝わりに合わせた防音対策
音には、空気を通して伝わる音と、振動によって伝わる音があります。楽器や、スピーカーからの音、赤ちゃんの泣き声、ペットの吠える声など、日常生活における音のほとんどは、空気を通して伝わります。一方、道路工事や、階段を昇り降りする際に発生する音は、振動によって伝わってきます。ピアノやドラムの音は、両方の音の伝わり方をします。そして、空気を通して伝わる音と、振動を通して伝わる音の流入や流出を抑える為には、音の伝わり方に合わせた、それぞれ異なる対策が必要です。
そして、理想の防音室にする為には、楽器やスピーカーからの音などを外部に流出させないことが目的なのか、外部からの音を流入させないことが目的なのかを明確にしておくことが大切です。
その上で、楽器の練習音を外部に流出させない為の防音室であれば、音の伝わりに合わせた防音対策をしなくてはなりません。防音対策には、音の伝わりによって変わる4つの対策があるからです。さらに、音には、低音から高音まで、様々な音域の音があります。その為、練習する楽器の種類に合わせた資材と、防音設計が求められます。
遮音対策
空気を通して伝わる音を跳ね返して、防音する方法が遮音対策です。寝室など、外部からの音の流入を防ぎたい部屋には、遮音性能の高い建材を使います。
吸音対策
空気を通して伝わる音を吸収して、防音する方法です。音楽室など、内部の音を外部に漏らさない部屋には、吸音性の高い建材を使います。ただし、楽器の音色は、反響することによってより美しい音色を生みだします。したがって、吸音性を高めすぎると、音色の美しさが損なわれてしまいます。加えて、吸音材には、湿度に弱いという弱点があるため、防音効果と、湿度による住宅の劣化を防ぐ為には、優れた施工力が求められます。
防振対策
振動を通して伝わる音を、振動を抑えることによって防音する方法です。交通量の多い道路に面している寝室の壁に使うことで、効果を上げます
制振対策
防振対策だけでは遮断できない振動を通して伝わる音を、振動しにくい資材を使って防音する方法です。ピアノ室の床や壁、天井などに採用されます。
ただ、防音に使われる資材は、決して低価格ではありません。防音性能の高さ、防音室の広さを求めれば求めるほど、費用は嵩んできます。6帖の広さの防音室を設ける場合、建築費は300万円以上嵩むこともあります。
防音室のある家の施工事例
エイ・ワンが手掛けた防音室のある家をご紹介します。
土浦市の平屋|防音室のある暮らしやすい家
音楽好きなご家族が暮らす音楽室のある平屋です。
4.5帖の防音室です。自宅にいながら楽器を思いきり楽しめます。
勾配天井が空間を広げ、より解放感を生み出している約25帖のLDK
音楽室だけではなく、アウトドアリビングを楽しめるスペースもあります。
延べ床面積 | 111.87㎡(33.84坪) |
価格帯 | 本体価格 1,500万円~2,000万円(税別) |
LDKの広さ | 25帖 |
nLDKタイプ | 平屋 4LDK |
鉾田市の二階建て|防音室で趣味を楽しむ暮らし
お仲間と一緒に夜遅くまで演奏を楽しめるよう設けられた防音室です。勾配天井と無垢板張りとの効用で音の響きが良い音楽室に仕上がりました。無垢材には、湿度を調整する働きがあるため、湿度からも乾燥からも楽器を守ります。
天井と壁の無垢材の下には軽度な防音仕様の石膏ボードと遮音シートが張られ、断熱材には、吸音性、防音性の高い100mm厚のロックウールが使われています。ペアガラスの窓は、レール部が無い為、遮音性が少し上がる滑り出し仕様、ドアには防音ドアが使われています。
延べ床面積 | 89.43㎡ (27坪) |
LDKの広さ | 3LDK |
仕様 | その他 |
エイ・ワンは、予算の範囲内で、家づくり全体のバランスを考えながら、防音室のある家を実現してきました。防音室のある家を建てたいけれど、予算的に難しいのでは…?と不安に思っていらっしゃる場合には、ぜひご相談ください。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
A-1グループは無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループは、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
A-1グループでは、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。