平屋のロフトには固定階段? 25坪・30坪の施工事例あり
平屋を建てる際にロフトを設けると、床面積に少しゆとりが出ます。収納として使うことも、ちょっとした作業ができるスペースとして使うこともできます。
さらに、ロフト風空間にするという間取りもあります。平屋とロフトの組み合わせにはプラスαの空間を得られること以外に、日当たりや風通しを良くするという魅力もあります。
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平屋のロフトは階段で使い勝手が変わる
ロフトには、「新築時に収納にしようと思いロフトを設けたが、結果的に使えない場所になっている」というケースが少なくありません。そうなってしまう原因の一つは昇り降りの方法です。ロフトへの昇り降りの手段として収納式の階段や、移動式の梯子など、両手に大きな荷物を抱えて昇り降りができないタイプを選ぶと、使わなくなってしまうことが多いのです。
2階に上がる階段のように固定階段で昇り降りできるロフトであれば、両手に荷物を抱えていても安全に昇り降りができます。ただ、固定階段にする場合にはいくつかの問題があります。まず、固定階段をつけるとロフトとしては認められないというルールを定めている自治体があります。家を建てる地域の属している自治体にそのような規定があれば、固定階段は設けられません。
例えば、新宿区では「小屋裏物置等に設けるはしご等は、固定式のものでないこと。」とされています。
豊島区 小屋裏物置等について
一方、取手市では、「固定階段とした場合、当該部分の床面積を小屋裏物置等の床面積に含めること。 固定階段部分の天井高は特定しないが、階段の最上段(=小屋裏物置等の FL)部分の最高の内法高さは1.4m以下とすること。」とされています。
参考サイト 取手市 小屋裏物置等の取扱い
上記の例のように、住宅を新築する自治体のルールによって、ロフトへの昇り降りの方法に制限がかかります。
コラム 平屋の勾配天井はロフトを活用でき梁の美しさを際立たせる
平屋のロフトは窓で家全体の日当たりと風通しが変わる
平屋は住宅の形状や間取りによっては、日当たりと風通しが良くない部屋が生まれてしまうことがあります。このような場合、ロフトがあると高い位置に設ける窓から陽射しが入り、下の階の日当たりが良くなります。また、下の階の窓からロフトの窓へと風が通り抜けていくので、立体的な風の通り道が生まれ、換気が良くなります。
ただ、窓に関しても自治体の規定があります。例えば、豊島区では「出入口以外の開口部は収納面積の1/20以下とし、屋外への出入りができない形状とする。」とされているので、小窓程度しか設けられません。小屋裏は換気をしなくてはならないスペースですので、窓を設けられないということはありませんが、大きな窓にはできないのです。
一方、取手市では、「小屋裏物置等に設ける開口部(窓)の大きさや数、仕様は、特定しない。 小屋裏物置等に設ける開口部(窓)から屋外(屋根やバルコニー等)へ出ることを妨げない。」とされています。取手市でロフトのある家を新築する場合には、窓が自由に設けられます。
コラム 平屋のメリットは二階建ての家に比較するとどんな部分?
ロフトとロフト風空間の違い
床面積をもう少し増やしたいが平屋で暮らしたい…という場合には、ロフトを設ける方法と、ロフト風スペースを設けるという方法があります。
ロフトの制限
階段や窓の他にもロフトには、「階とみなさない小屋裏物置等の条件」として高さや面積、コンセントの数など、自治体による様々な制限があります。そしてロフトには、この条件を満たすことによって、ロフト部分は床面積に算入されないという特性があります。床面積に算入されないので、その分の固定資産税が抑えられます。
ロフトを収納にすれば、収納スペースをとる為にリビングの床面積を削らないですみます。ワークスペースが欲しいが床面積的に無理があるという場合に、ロフトをワークコーナーにすることもできます。ただし、制限があってもこのようなロフト空間にすることができます。
30坪・平屋のロフト…秘密基地のような空間
天然無垢材と白い壁のナチュラルな空間が家族の時間をやさしく包む木の家です。
隠れ家的な遊び心満載のロフトスペース 窓からの景観も楽しめる空間です。
21.5帖のリビング、ロフトに書斎を持っていけたのでゆったり造れました。
下の階からの空気は梯子の右手にある格子を通ってロフトの窓へと抜けていきます。キッチンの排熱と換気にも役立ちます。
延べ床面積 | 98.54㎡ (29.75坪) |
LDKの広さ | 21.5帖 |
nLDKタイプ | 平屋 3LDK~4LDK+ロフト |
20坪+ロフトの平屋…コンパクトで開放的 木の香りと居心地の良さに包まれた快適空間の住まい
自然に囲まれた環境で、愛犬と一緒にのびのびと暮らす1LDK+ロフトの住まいです。
ロフトは19.87㎡(5.7坪)あります。
リビングの窓からの風は格子を通してロフトの窓へ抜け行き、ロフトの窓からの光は格子を通してリビングに届きます。
ロフトへは安全な固定階段が設けられています。
この住宅について詳しくはお客様の声をご覧ください。
♠ お客様の声 自然に囲まれた静かな暮らしを手に入れました 茨城県つくば市 W様の声
延べ床面積 | 67.90㎡ (20.5坪) + ロフト19.87㎡(5.7坪) |
LDKの広さ | 15.5帖 |
nLDKタイプ | 1LDK+ロフト |
仕様 | Woody |
制限のないロフト風スペース
ロフトを収納として使う場合には、大きな荷物を安全に出し入れしたい、ワークスペースや子ども部屋として使う場合には、自由に窓を設け、コンセントも複数取り付けたい、天井も1.4メートル以上に高くしたい…という場合には、ロフト風空間にするという選択肢があります。
例えば、20坪の平屋の場合、床面積はおよそ66㎡です。ロフトは床面積の半分までが認められるので、33㎡、およそ18畳もの広さのロフトが設けられます。そのスペースを子ども部屋や書斎として使いたいと計画する場合、ロフト風スペースにすれば、平屋暮らしの良さを維持したまま、ほとんど2階の居室のように快適に使えます。
ただ、ロフト風スペースにするとその床面積は、固定資産税に含まれてしまいます。固定資産税は毎年支払い続けていくものなので、できれば抑えたいと考える人が多いのは当然のことです。その一方、同時に考えたいことは、せっかく設けても使えるロフトになるのかということです。
ロフトは設け方によっては2階を設けるより建築費が嵩むこともあり、無料で設けられるわけではありません。せっかく予算を充てて設けても、使いづらければ、最終的には入れたものは入れっぱなしという収納になってしまう恐れがあります。
また、子ども部屋や書斎にしたかったが、エアコンを設置できないので夏は暑くて使えない、窓が小さく閉塞感がある、コンセントが少ないのでタップを多用しているというような空間になってしまうかもしれません。それならば、固定資産税が年に数万円上がったとしても、活用できるスペースにしたいと考える場合には、ロフト風2階という間取りにすると良いのではないでしょうか?
平屋のように暮らせるロフト風空間のある2階建て
ロフト風空間のある平屋のように暮らせる家です。リビングとロフト風空間である子ども部屋の間に設けられた窓からは、夏は爽やかな空気が吹き抜け、冬は1階の暖かい空気が巡ります。
窓からの陽射しが溢れる勾配天井が楽しい子ども部屋です。ロフト風空間なので制限がなく、窓も照明やコンセントも十分に設けられました。
子ども部屋でも勉強できますが、リビング奥にも勉強コーナーが設けられています。
平屋のように暮らしたいけれどプラスαの空間が欲しい…その想いを叶える間取りには様々な選択肢があります。家族構成、家族の暮らし方、敷地面積、住宅の床面積、敷地周辺の環境によって、選択肢の種類が変わってきます。
エイ・ワンは平屋が得意な工務店です。必ずご家族の願いを叶える家づくりをご提案いたします。ご家族にとって最適なロフトのある平屋を実現させるお手伝いをさせて下さい。
コラム ペットと暮らす家を建てるなら平屋?猫と暮らす?犬と暮らす?
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋
A-1グループ(A-1home)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループ(A-1home)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
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ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。