天井の梁を見せるメリットとデメリットを徹底比較|おしゃれな実例や照明のアイデアも紹介
新築やリノベーションで、天井の梁を見せるデザインを検討されている方も多いのではないでしょうか。
天井の梁を見せると、開放感や木の温もりを感じられるなどのメリットがある一方で、デメリットもあるため慎重に検討する必要があります。
この記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、天井の梁を見せるメリットとデメリットを詳しく解説するとともに、おしゃれな実例や照明のアイデアもご紹介します。
天井の梁を見せるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
そもそも梁(はり)とは?
▶️つくばみらい市の平屋|無垢材を使ったカリフォルニア風サーファーズハウス
梁(はり)とは、柱と柱の間に渡した横向きの太い骨組みのことです。
梁は屋根や二階の床を支える大切な役割を担っています。
通常、梁は天井裏に隠れているため部屋の中からは見えませんが、最近ではわざと梁を見せるデザインの家が人気です。
梁を見せることで木の温もりを感じられ、おしゃれな雰囲気を作れます。
天井の梁を見せるメリット
▶️鉾田市の平屋|アクセントウォール・クロス映えるカリフォルニア風デザインの平屋
天井の梁を見せるメリットは、主に以下の5つです。
- ・広々とした開放感のある空間になる
- ・デザイン性が向上する
- ・木の温もりを感じられる
- ・経年変化を楽しめる
- ・構造の力強さを表現できる
順番に解説します。
広々とした開放感のある空間になる
天井の梁を見せると空間が広がり、部屋が広く感じられます。
とくに吹き抜けを設ける場合は、空間にゆとりが生まれます。
また梁を見せると横方向への空間の広がりが強調されるので、開放的な住宅をお考えの方におすすめです。
吹き抜けの間取りを成功させる方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連コラム:【成功事例あり】吹き抜けの後悔から学ぶ丨失敗しないためのデメリット解消法
デザイン性が向上する
部屋の雰囲気と梁の色を合わせると、空間に統一感が生まれます。
たとえばフローリングに合わせてダークブラウンの梁を見せて、モダンな雰囲気を演出したり、壁紙に合わせてホワイトの梁を見せることで、清潔感のある空間を作ったりできます。
また梁の大きさや配置、数を工夫することで、ダイナミックな印象にも個性的な空間にも演出可能です。
木の温もりを感じられる
梁はフローリングと同様に木の温もりを感じさせ、心地よい空間を演出します。
木目の質感と色合いが、部屋全体を包み込むように温かな雰囲気になります。
とくに無垢材の梁を使うことで、よりいっそう木の温もりを感じられますが、コスト面や施工のしやすさを考慮し、現在は集成材の梁の採用が多いです。
経年変化を楽しめる
梁を見せることで、時間とともに変化する木材の表情を楽しめます。
木材は、光による経年変化により少しづつ濃い色味に変化し、味わい深い風合いが出ます。
経年変化は、住まいに愛着が湧く一つの要素です。
構造の力強さを表現できる
梁を見せるデザインは、おしゃれなだけでなく、住宅の構造の力強さや安心感を伝えてくれます。
梁は住宅を支える重要な部材であり、その力強さを目で見て確認できるので、住宅の安全性を実感できます。
住宅に構造美や、安心感のある空間を求めている方は検討してみてください。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
天井の梁を見せるデメリット
一方で、天井の梁を見せるデメリットは、主に以下の5つあります。
- ・梁にホコリが溜まる
- ・空調効率が下がる
- ・コスト増加の可能性がある
- ・断熱性能が低下する
- ・音が広がりやすくなる
順番に解説します。
梁にホコリが溜まる
天井の梁を見せると、梁にホコリが溜まりやすくなるのがデメリットです。
とくに吹き抜けの場合、梁や照明にホコリが溜まりやすくなります。
梁の掃除には、高所用のモップを使うと簡単に掃除が可能です。
定期的な掃除が必要になるため、メンテナンスの手間が増えますが、梁は高い位置にあり床ほどホコリが溜まる箇所ではないので、必要なお手入れの頻度は高くありません。
空調効率が下がる
吹き抜けなど天井の梁を見せるデザインによっては、部屋の空間が広がるので、冷暖房の効率が低下します。
空調効率が下がることで、冷暖房のコストが増加したり、エアコンの効きにくさが気になることがあります。
シーリングファンで空気を循環させたり、住宅を高気密・高断熱仕様にして、空調効率を上げましょう。
コスト増加の可能性がある
工務店によっては天井の梁を見せることで、コストが増える可能性があります。
梁を見せる仕様をオプションにしている工務店では、塗装やシート仕上げなどの費用が必要になり、吹き抜けにする場合も建築コストが増加します。
コストを抑えるには、梁を見せる範囲をリビングに限定するなどの工夫が必要です。
注文住宅のコストを抑える方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連コラム:【後悔しない】新築平屋を安く建てるには丨コストを抑える方法や失敗・注意点を解説
断熱性能が低下する
天井の梁を見せることで、断熱性能が低下するのがデメリットです。
吹き抜けの梁見せ天井にする場合、空間が広がり熱が逃げやすくなります。
断熱性能を保つには、断熱材の施工方法を工夫したり、気密性能を高めたりする必要があります。
梁見せ天井の住宅を建てる際は、施工事例の豊富な工務店に相談しましょう。
音が広がりやすくなる
天井の梁を見せる際に吹き抜けを採用すると、2階まで音が広がりやすくなるのがデメリットです。
間取りによっては、リビングでの話し声が寝室まで聞こえることがあります。
音の反響を抑えるには、寝室や子供部屋に防音扉を採用するなどの工夫が有効です。
梁を見せた天井のおしゃれな実例を紹介
ここでは、天井の梁を見せたおしゃれなLDKの実例を4つご紹介します。
勾配天井との組み合わせで印象的な梁見せ天井
勾配天井に梁を食い込ませるように施工することで、印象的な梁見せ天井を実現した事例です。
▶️小美玉市の平屋|ニュージーパインの木のぬくもりを感じる平屋
勾配天井は傾斜した天井により、高さに立体感が出て空間が広く見えます。
梁を見せることで、さらに空間に奥行きが生まれ、ダイナミックな印象になります。
勾配天井と梁の組み合わせは、個性的でインパクトのある空間を演出するのに最適です。
グレー基調で落ち着いた印象の梁見せ天井
グレーの床や壁に合わせて、ブラックに塗装した梁を見せることで、統一感のある落ち着いた空間を演出しました。
▶️水戸市の平屋|ワンランク上の、上質なくらし。洗練されたホテルスタイルの平屋+ガレージ棟
モノトーンカラーであるグレーは、カラフルな家具を置いてもまとまり、モダンでシックな印象を与える人気の色です。
グレーを基調とした空間に、ブラックの梁を組み合わせることで、メリハリのある空間に仕上げました。
ホワイトで統一し洗練された空間の梁見せ天井
梁をホワイトのクロスで仕上げることで、骨組みを見せながらもクリーンな印象に仕上げた事例です。
ホワイトを基調とした空間に、同色の梁を合わせることで、統一感のある洗練された空間に仕上げました。
梁をクロスで覆うと木材の質感は隠れますが、形状が強調されて、また違った良さがあります。
ホワイトで統一された空間と梁の組み合わせは、ミニマルな印象を与えます。
ブラックのアクセントとオイル塗装の梁が好相性の天井
オイル塗装仕上げの梁と、ブラックの建具や照明を組み合わせで、統一感のあるモダンな空間に仕上げた事例です。
▶️取手市の平屋|11帖テラスと22.5帖LDKでゆとりある暮らしを楽しむ29.5坪の平屋
オイル塗装を施した梁が空間のアクセントになり、ブラックのアクセントクロスや照明とも相性が良くなります。
またオイル塗装を施すことで、木材の質感を生かしながらツヤのある仕上がりになるため、高級感も演出できます。
A-1homeには、今回紹介しきれなかった施工事例が複数ございます。ぜひご覧ください!
▶️施工事例
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
天井の梁を魅力的に見せる照明のアイデア
天井の梁を魅力的に見せる照明アイデアを、3つご紹介します。
どんな照明にしようか悩まれている方は参考にしてください。
ダクトレールを使った照明計画
天井の梁を活用してにダクトレールを取り入れると、照明の種類を簡単に変えられるので、こだわりの空間を演出できます。
ダクトレールは、照明器具の数や位置、角度を自由に変えられるのが特徴です。
梁の位置に合わせて照明を配置したり、照明の向きを変えたりすることで、梁を効果的に照らすことが可能です。
また、さまざまな種類の照明器具を取り付けられるため、雰囲気に合わせて照明を選べます。
ダクトレールを使えば、梁を見せつつ、自分好みの照明計画を実現できます。
シーリングファンライトとの組み合わせ方
天井が高くなる梁見せ天井は、シーリングファンで空気を循環させるのがおすすめです。
▶️かすみがうら市の平屋|コスパとセキュリティを両立させた32坪の平屋
とくに吹き抜けなどの大空間では、空気が滞留してエアコンなどの空調が効きにくいですが、シーリングファンで空気を動かすと温度差を解消できます。
また照明付きのシーリングファンライトを選べば、照明の数を減らせるのですっきりとした天井に仕上げられます。
シーリングファンライトは梁見せ天井との相性も良いので、ぜひ取り入れてください。
ダウンライトで天井の梁を引き立てる
照明にダウンライトを採用すると、天井がすっきりとして梁の印象をより強くできます。
▶️鉾田市の平屋|ファミリークロークを2つ採用!充実した収納を備えた平屋
照明をダウンライトのみにすれば、梁の印象をより際立たせられますが、スポットライトや間接照明で梁を照らすのもおすすめです。
快適に過ごせるリビングを作るポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連コラム:ホテルライクなリビングを作るポイント|床や壁紙の色、照明の選び方とは?
茨城で天井の梁がおしゃれなリビングを実現するならA-1 homeにお任せください
▶️小美玉市の平屋|高い天井の大空間LDKでのびのび暮らす31坪の平屋
天井の梁を見せるデザインは開放感があり、おしゃれな空間を演出できる反面、デメリットもあるため、設計には注意が必要です。
「A-1home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける工務店で、これまでに多くの梁見せ天井の施工実績があります。
天井の梁を見せるメリットを最大限に生かし、デメリットを最小限に抑えた理想のリビングを実現するなら、ぜひ「A-1home」にご相談ください。