リビング階段にドアは必要なのか|設置するメリット・デメリット、失敗しないポイントも解説
リビング階段にドアを設置するかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
冷暖房効率の向上や騒音軽減などのメリットがある一方で、開放感の減少やコスト面でのデメリットもあります。
本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、リビング階段へのドア設置のメリットやデメリット、失敗しないための具体的なポイントを詳しく解説します。
リビング階段にドアのある間取りを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
Contents
リビング階段にドアを設置するメリット
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リビング階段にドアを設置することで、主に以下3つのメリットがあります。
- ・リビングの冷暖房が効きやすくなる
- ・2階の個室への生活音と匂いを軽減
- ・子どもやペットの安全対策
メリットについて、詳しく見ていきましょう。
リビングの冷暖房が効きやすくなる
断熱性能が十分でない住宅では、リビング階段にドアがないと冷暖房の効きが悪くなる傾向にあります。
ドアがないと暖かい空気が階段を通じて2階へ逃げてしまいますが、ドアを設置することで、空調の熱が逃げるのを防げます。
また、リビングと階段を区切ることで冷暖房を効かせる空間が小さくなり、効率よく温度調整が可能です。
冷暖房の効きがよくなることでエアコンの負荷が少なくなるので、光熱費の節約にもつながります。
高気密高断熱仕様の住宅にするメリット・デメリットについて、こちらで解説しているので参考にしてください。
関連コラム:高気密高断熱住宅で失敗しない|メリット・デメリットや特徴、注意点を解説
2階の個室への生活音と匂いを軽減
リビング階段にドアを設けることで、2階の個室へ生活音や匂いが伝わるのを軽減できます。
リビングで見るテレビの音で2階で勉強しているお子様の気が散らなくなったり、キッチンで焼き魚を料理しても2階の寝室に匂いが届きにくくなったりするので、ご家族それぞれの空間で快適に暮らせます。
子どもやペットの安全対策
リビング階段にドアを設けることは、お子様やペットの安全を守るうえでも重要です。
ドアを閉めることで、お子様やペットが勝手に階段を上がることを防げます。
とくにハイハイをはじめる1歳前後のお子様は、階段の危険性を理解しておらず1人で登ることがあります。
消費者庁が実施した調査では、乳幼児の育児経験がある消費者の約4割が子育て中に転落事故の経験があり、その約3割が医療機関を受診した経験があると回答しています。
引用:子どもの転落事故に注意! – 落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止を
階段前のドアを閉めておけば、家事の合間に目を離してしまった際でも万一のケガ予防につながります。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
リビング階段にドアを設置するデメリット
リビング階段にドアを設置することには、主に4つのデメリットもあります。
- ・開け閉めが面倒になる
- ・リビングの開放感が減る
- ・設置にコストがかかる
- ・家族間のコミュニケーションが取りづらくなる
順番に解説します。
開け閉めが面倒になる
リビング階段にドアを設置すると、日常生活で不便に感じる可能性があります。
日中に2階へ上がることが多い間取りでは、毎回ドアを開け閉めするのが面倒に感じる可能性があります。
開け閉めの手間を軽減するには、1階だけで完結する家事動線にするなどの間取りの工夫が有効です。
リビングの開放感が減る
ドアの素材や設置方法によっては、リビングの雰囲気を左右します。
木目調などのパネルドアは光を通さないので、間取りによってはリビングに閉塞感を覚えることがあります。
またドアによって視線が遮られるので、リビングが実際よりも狭く感じる可能性も。
リビングを広く見せつつドアを設けるには、ドアの素材にガラスやアクリルなどの透明のパネルを採用するのがおすすめです。
コンパクトな住宅でもリビングを広く見せる方法について、こちらで解説しています。
関連コラム:【30坪台】広いリビングがある間取りをコンパクトな家で採用するコツ
設置にコストがかかる
リビング階段へドアを設置すると、建築コストが上昇します。
ドア設置を検討する際は、上がるコストと求める間取りを比較して検討してください。
ドア設置によって得られる快適性や省エネ効果とコストのバランスを考慮すると、必要かどうか判断しやすくなります。
家族間のコミュニケーションが取りづらくなる
リビング階段にドアを設置すると、ご家族とのコミュニケーションに影響が出る可能性があります。
ドアを閉めていると階段からの声が届きにくくなるので、1階と2階でご家族とのコミュニケーションが取りにくくなります。
2階へ音が響かないようにするのか、それともご家族間のコミュニケーションを重視するのか、優先順位を考慮して取り付けを検討してください。
失敗しないリビング階段へのドア設置のポイント
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リビング階段にドアを設置する際、失敗しないために意識したいポイントが3つあります。
- ・1階リビング前に設置する
- ・引き戸を採用する
- ・開放感を出したい場合はガラスパネルのドアを採用する
順番に解説します。
1階リビング前に設置する
リビング階段にドアを設置する際は、位置が重要です。
設置する場所は「1階のリビング前」がおすすめです。
リビング前にドアを設置すると、階段を通じて熱が逃げるのを防いで冷暖房の効率を上げられます。
リビングの温度を快適に保ち、光熱費の節約にもつながります。
引き戸を採用する
リビング階段のドアには、引き戸を採用することをおすすめします。
引き戸は開閉の際にスペースを取らないため、近くに家具を置いても開閉時にぶつける心配がなく、限られた空間を有効活用できます。
開放感を出したい場合はガラスパネルのドアを採用する
リビングの開放感を損なわずにドアを設置したい場合、ガラスパネルのドアがおすすめです。
ドアをガラスパネルにすると、空間を仕切って冷暖房の効率を改善しつつも、視線が階段に抜けるので開放感を損ないません。
またガラスを通して光が通るため、リビングが暗くなりにくいのもメリットです。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
リビング階段にドア設置を検討する際によくある質問
最後に、A-1 homeがよくいただくリビング階段へのドアの設置に関する質問と回答をご紹介します。
Q.ドアではなくロールスクリーンを後付けするのはダメ?
A.リビング階段の寒さの軽減を目的にしているのであれば、ロールスクリーンはおすすめできません。
ロールスクリーンはすき間が多く冷たい空気が入ってくるため根本的な解決にならず、リビングの音や匂いが2階に上がってしまう問題も解決できません。
Q.リビング階段にドアを設けなくても冷暖房の効きをよくする方法は?
A.高気密高断熱仕様の住宅を建てるのがおすすめです。
住宅を高気密高断熱仕様にすることで、リビング前にドアを設けなくても快適にお過ごしいただけます。
高気密高断熱住宅では、エネルギー消費量を削減でき、夏は涼しく冬は暖かい環境を維持しやすくなります。
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「A-1 home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社です。
リビング階段の設計に関する豊富な経験と専門知識を持っており、お客様一人ひとりのご要望やライフスタイルに合わせて、最適な提案をいたします。
快適で機能的なリビング階段のある注文住宅を実現したい方は、ぜひ「A-1 home」にご相談ください。お客様の夢を形にする、最適な住まいづくりをお手伝いいたします。