リビング横に和室は必要なのか?おすすめの使い方やデメリット、施工事例も解説
現代の住まいではフローリングの洋室が主流ですが、リビング横の和室は子育てスペースや在宅ワークなど多目的に活用できる魅力的な空間です。
一方で、設計を誤ると使い勝手が悪くなったり、インテリアの統一感が損なわれたりするリスクもあります。
本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、リビング横の和室の活用法や設計のポイントや、失敗しないための設計ポイントを実例を交えながら詳しく解説していきます。
どのような注文住宅にしようか検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
リビング横の和室の有効な使い方
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リビング横の和室は、ライフスタイルや用途に応じてさまざまな活用方法があります。
ここでは、リビング横の和室を有効活用するための具体的なアイデアと活用事例をポイントと共に紹介していきます。
客間・応接室
リビング横の和室は、来客時の応接室として非常に便利です。
客間としての使い方は多くの方が想像する用途だと思いますが、来客の目的や人数、滞在時間に応じて柔軟な使い方ができます。
座卓を配置すれば食事会の場として活用でき、急な来客の宿泊時には布団を敷いて寝室として使えます。
また、リビングに隣接しているためキッチンからの配膳がしやすく、お茶出しなどのおもてなしもスムーズです。
子育てスペース
和室は、子育て世代のご家庭にとって理想の空間です。
畳は赤ちゃんの肌に優しく、適度なクッション性があるため、初めてのハイハイやつかまり立ちも安心して見守れます。
万が一転んでしまっても、フローリングに比べてケガのリスクを低減できます。
また、畳の上なら正座やあぐらで長時間座っていても疲れにくく、お子様と一緒に絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりする時間も快適です。
リビングに隣接しているため、家事の合間にもお子様の様子を見守りやすく、安心感があります。
さらに、遊び道具を収納スペースにまとめておけば、リビングが散らかるのを防ぎつつ、お子様が思い切り遊べる専用スペースを確保できます。
子育て世代におすすめな家事楽な間取りについて、以下で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連コラム:家事楽な間取りのポイント5選|実例から学ぶ効率的な家事動線も紹介
家事室
和室は、畳の心地よいクッション性のおかげで、座っての家事が楽にでき、ずっと立っていると出てくる腰や足への負担を軽減できます。
とくに洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりといった、座ってこなす家事におすすめです。
また、リビングとキッチンの間に和室を配置すると、家事動線の中心となる便利な作業スペースが生まれます。
さらに、キッチンでの調理中も和室で家事をしているご家族と会話できるなど、コミュニケーションを取りながら効率的に家事をこなせる空間となります。
ワークスペース
和室には心を落ち着かせ、仕事に集中できる雰囲気があるため、テレワークやリモートワークの作業環境としておすすめです。
リビングと隣接しながらも、戸を設けると適度に区切られた空間であることから、ご家族の雰囲気を感じつつプライベートな作業場所を確保できます。
オンライン会議の際も和の空間が背景となり、落ち着いた印象を相手に与えられます。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
リビング横に和室を設けるデメリット
リビング横の和室は、多機能な空間として活用できる一方で、事前に知っておきたい注意点やデメリットもあります。
ここでは、具体的な注意点と対処法を紹介します。
リビングが狭くなる
リビング横に和室を設けると、そのスペース分だけリビングの面積が小さくなります。
とくに小上がりの和室は段差が空間を分断してしまうため、リビングが窮屈に感じられることがあります。
しかし、適切なデザインと配置を設計すれば、必ずしもリビングが狭く感じられる訳ではありません。
リビングと和室の床の高さをそろえて一体感を演出したり、壁や建具の色使いを統一して視覚的な広がりを確保したりすることで、空間を区切りつつも開放感を保てます。
畳はフローリングよりお手入れしづらい
一般的な畳のメンテナンスは、フローリングと比べて手間がかかります。
畳は水分に弱いため、基本的に乾拭きでの掃除が推奨されており、水拭きをすると畳の光沢が失われたり、カビの原因になったりする可能性があります。
また、畳を傷めないために掃除機をかける際は“い草”の目に沿わせる必要があり、フローリングに比べてお掃除に気をつかうことも。
ただし、最近は樹脂畳や防汚加工を施した畳など、お手入れが比較的容易な商品も増えています。
ペットのいる家庭には不向きなケースもある
和室の畳は、ペットと暮らすご家庭にとって気になる課題がいくつかあります。
天然素材の畳は、ペットの爪で畳が傷つきやすいのに加え、ペットがおもらしした際に拭き取りづらいのが気になるポイントです。
ただし、樹脂畳などペットとの生活を前提とした畳のラインナップも増えてきました。
リビングと和室が隣り合った間取りを検討する際は、ご家族とペットのライフスタイルに合わせた最適な畳選びがおすすめです。
家具の配置に困る
和室は日本の伝統的な“床に座る”生活様式に合わせて設計されているため、背が高めの洋風家具を配置しづらいのがデメリットです。
一般的に天井が低めで背の高い家具が置きづらく、配置によっては圧迫感を覚えることがあります。
また、畳は凹みやすく、重い家具や脚の細い家具を置くと畳に型がつく可能性があります。
さらに畳のい草は日光に弱く、家具を長期間同じ場所に置くとその部分だけ色が変わり、模様替えの際に後悔することも。
対策として、基本的には家具を置かないことや、日焼けに強い畳を採用するのが有効です。
リビング横の和室の設計ポイント
リビング横に和室を設ける際は、空間の使い方や家族構成、ライフスタイルに合わせた設計が重要です。
ここでは、和室を快適に使うための3つのポイントを紹介します。
リビングとの仕切り方
リビングと和室の仕切り方は、空間の使い勝手に大きく影響します。
用途や好みに合わせて、以下のさまざまな仕切り方から選べます。
- ・引き戸:洋室との調和が取りやすく、モダンな印象を与える
- ・ふすま:和の雰囲気を強調でき、近年は色やデザインが豊富
- ・ロールスクリーン:巻き取り式で、使わないときはすっきり収納できる
- ・障子・格子: 光を通すため閉めていても明るい空間を保てるが、プライバシーの確保には向かない
- ・小上がり:床の高さを変えることで空間を仕切る方法で、圧迫感を与えずに空間を区切れる
小上がりを作るのか
小上がりの和室は、日本の伝統的な住空間の特徴のひとつです。
小上がりの段差部分に収納を設けられるので、限られた空間を有効活用できるのもメリットです。
また、段差部分は腰掛けとしても使え、くつろぎのスペースとして重宝します。
さらに、リビングとの段差によって自然な空間の区切りが生まれ、和室らしい落ち着いた雰囲気を演出できます。
一方で注意すべき点もあり、高齢者や小さなお子様のいるご家庭では、段差につまずく心配があり、バリアフリーを重視するご家庭では注意が必要です。
また、お掃除ロボットが段差を乗り越えられないなど、家事の面でも制約が生じます。
畳のデザインの決め方
リビングと和室の一体感を演出するには、畳のデザイン選びが大切です。
とくに琉球畳は和の要素を残しながら、モダンな住空間との調和するためおすすめです。
畳縁がなく正方形ですっきりとしたデザインの琉球畳は、このシンプルな見た目により、リビングのフローリングや壁面との視覚的な統一感が生まれます。
また、豊富なカラーバリエーションから選べるため、ご家族の好みやインテリアの雰囲気に合わせたコーディネートが可能です。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
リビング横に和室を設けた施工事例
ここでは、多彩なデザインの施工事例を紹介します。
それぞれの特徴を見て、ご家族の理想の和室づくりの参考にしてください。
木目使いにこだわったリビング横の和室
こちらは、LDKに隣接する4.5帖の和室がモダンな空間を実現した施工事例です。
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空間づくりの特徴は、フローリングと畳の色味を統一し、リビングと和室の境界を視覚的に柔らかくしている点です。
引き戸を開けたときの開放感がポイントで、和室とリビングが自然につながる心地よい空間が生まれています。
扉の開閉によって、必要に応じて独立した空間としても、リビングの延長としても使える柔軟性を確保しました。
無垢材と畳の組み合わせがおしゃれな和室
こちらは、無垢材をふんだんに採用した空間に、黒の畳を組み合わせた施工事例です。
素材の対比が織りなす上質な空間は、ただ座っているだけでも心が落ち着きます。
無垢材の優しい風合いと畳の柔らかな感触が、くつろぎのひとときを演出します。
LDKの雰囲気に合わせたおしゃれな畳スペース
こちらは、従来の和室のイメージを覆す、遊び心のある畳スペースの施工事例です。
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キッチンのカラーと白を組み合わせた市松模様の畳が、空間のアクセントとなり、明るく楽しげな雰囲気を演出しています。
仕切りを最小限に抑え、LDKと和室をフラットにつなげることで、抜群の開放感を実現しました。
畳スペースはリビングの延長として気軽に使え、食後のくつろぎの場としても重宝します。
A-1homeには、今回紹介しきれなかった施工事例が複数ございます。ぜひごらんください!
▶️施工事例
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
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「A-1 home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社です。
和モダンからポップテイストまで、多彩な和室デザインの注文住宅を手がけた実績があります。
リビング横の和室には、客間や子育てスペース・家事室・ワークスペースなど、さまざまな活用方法があり、ご家族のライフスタイルに合わせた設計が必要です。
「子育てに安全な空間」「来客時に便利な和室」「在宅ワークに集中できる空間」など、ご要望をぜひお聞かせください。
「A-1 home」が和室を活かした理想の住まいづくりをサポートいたします。