バリアフリー住宅の間取り計画|平屋・二階建て事例をチェック
新築時から築年数が経つと、身体的にもライフスタイルにも変化が生じてくるものです。
そのため、新築時からバリアフリーに配慮した間取りにしておく必要があります。
本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、バリアフリーな間取りにするためのポイントや実際の施工事例まで詳しく解説します。
マイホーム計画で後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。
Contents
バリアフリー住宅とは|国土交通省の基準
▶️笠間市の二階建て|ガルバ×無垢フローリング!モダンデザインの二階建て
バリアフリー住宅とは、高齢の方や障害者を含む全ての人が安全かつ快適に利用できるよう、物理的障壁を取り除いた住宅です。
具体的には2006年に施行された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)に基づき、建築物のバリアフリー化が推進されています。
バリアフリー法では建築物の構造や配置に関する基準が定められており、住宅においても以下のような配慮が求められます。
たとえば車椅子使用者と他の人がすれ違えるように、廊下の幅を1.2メートル以上確保することが必要です。
またトイレや浴室などの水回り設備も、車椅子使用者が利用しやすい設計が求められています。
余裕を持った計画にしておくことで、将来に渡って快適な生活が送れるようになります。
【参考】国土交通省|建築物におけるバリアフリーについて
バリアフリー住宅のメリット
▶️行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋
バリアフリー住宅には、下記のようなメリットがあります。
これから注文住宅計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
誰にとっても使いやすい
バリアフリー住宅は小さなお子さまや妊婦、けがをした方など、誰にとっても使いやすい設計になっています。
たとえば段差をなくすことで転倒のリスクを減らし、広い通路幅はベビーカーや荷物を持った状態でも快適に移動できるのがメリットです。
また引き戸や手すりの設置により、力の弱い方でもスムーズに操作が可能です。
安全・快適に暮らせる環境が整うため、長期的に見ても安心できる住まいとなります。
建物の資産価値が下がりにくい
バリアフリー住宅は、将来的な資産価値が下がりにくいというメリットがあります。
高齢化が進む日本ではバリアフリーの需要が増えており、売却や賃貸の際に有利になることが期待できます。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
バリアフリー住宅の計画ポイント①間取り
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ここでは、バリアフリー住宅の「間取り」に関する計画ポイントについてご紹介します。
ワンフロア完結の間取りにする
バリアフリー住宅では、普段の生活や家事などがワンフロアで完結できる間取りが理想的です。
段差のない設計にすることで、車椅子利用者や高齢の方も安全に移動できます。
また階段の昇降が不要となるため、転倒リスクの軽減にもつながります。
二階建ての場合でも、平屋と同様に玄関・リビング・寝室・トイレ・浴室など、日常生活でよく利用する空間を同じフロアに配置することが重要です。
将来的な介護も考慮してスムーズな動線を確保することで、より快適な住環境を実現しましょう。
車椅子対応の通路幅を確保する
バリアフリー住宅では、車椅子利用者がスムーズに移動できるよう、十分な通路幅を確保することが必要です。
具体的には廊下の幅は120cm、理想は180cm以上とし、車椅子と人がすれ違えるスペースを設けると快適です。
そしてドアの開口幅も80cm以上を確保し、引き戸を採用するとさらに移動しやすくなります。
家具の配置にも配慮し、回転や方向転換が容易にできる空間を確保することが重要です。
これにより、日常生活の利便性と安全性が向上します。
【参考】国土交通省|屋内の通路
寝室近くにトイレを設置する
高齢の方や身体が不自由な方にとって、夜間や緊急時に素早くトイレへ行けることは重要です。
寝室の近くにトイレを配置することで移動距離を最小限に抑えられ、転倒や事故のリスクを軽減できます。
またトイレの入り口は引き戸にし、車椅子でも入りやすい設計にしましょう。
手すりの設置や十分なスペースの確保も大切で、介助が必要になった際にもスムーズに対応できる環境を整えることが求められます。
バリアフリー住宅の計画ポイント②設備
ここでは、バリアフリー住宅の「設備」に関する計画ポイントについてご紹介します。
断熱性能を高めてヒートショックを防ぐ
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い浴室やトイレへ移動する際に急激な温度変化が起こり、血圧が大きく変動して心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める現象です。
これを防ぐためには窓や壁に高性能の断熱材を使用し、二重サッシや床暖房を導入するなどの対策が効果的です。
特に浴室やトイレの断熱を強化することで、安全な住環境を実現できます。
室内の温度差を少なくし、ヒートショックを防ぐために断熱性能を高めるようにしましょう。
手すりを設置する
手すりの設置によって転倒防止につながり、住まいの安全性が高まります。
具体的には玄関、廊下、階段、浴室、トイレなど、移動や立ち座りの動作が多い場所に設置するのがおすすめです。
特に浴室やトイレは立ち座りの動作の際に滑りやすくなるため、体格に合わせた手すりの設置が重要です。
扉を引き戸にする
バリアフリー住宅では、扉を引き戸にすることで移動のしやすさが向上します。
開き戸の場合、ドアを開閉する際にスペースが必要になり、車椅子や歩行補助具を使用している方にとっては不便です。
一方で引き戸なら省スペースで開閉が可能なうえ、少ない力でスムーズに開け閉めできます。
さらに「半分だけ開ける」といった状態で固定できるため、介助が必要な場合でも移動しやすいのが特徴です。
床の段差をなくして軽い力で操作できる引き戸を採用することで、快適な住環境を実現できます。
段差をなくす
バリアフリー住宅では、つまずきや転倒を防ぐために、室内外の段差を極力なくすことが重要です。
たとえば玄関から室内へのアプローチにはスロープを設置し、各部屋の敷居をフラットにすることで、車椅子や歩行補助具を使用する方も安全に移動できます。
また浴室やトイレなどの水回りでも、各部屋の床の高さをそろえることでバリアフリー化が可能です。
段差をなくすことで、高齢の方だけでなく小さなお子さまや妊婦、けがをした方など、誰にとっても安心・安全な住環境が整います。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
バリアフリー住宅の間取り事例
ここでは、バリアフリー住宅の実際の間取り事例をご紹介します。
具体的な間取りを参考にすることで、快適な暮らしを実現しましょう。
【20坪~】大空間リビングの平屋
こちらは平屋の間取り構成で、バリアフリー面でも配慮がなされているのが特徴です。
16.5帖のLDKが中心で、各部屋へのアクセスがしやすくなっています。
これにより移動距離が短くなるため、将来的に高齢になった時の暮らしも快適に保ちやすくなります。
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平屋でありながら天井が高いので、開放的な雰囲気です。
シーリングファンを設置することで、空気の循環も良くなります。
【30坪~】開放的な二階建て
二階建て住宅も、間取りの工夫でバリアフリー対応にできます。
こちらの事例では、LDK横に4.5帖の和室を設けることでライフスタイルの変化に対応できるようになっています。
将来介護が必要になった場合でも、和室を寝室として使えばワンフロアでの暮らしが実現できるのがメリットです。
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吹き抜けやリビング階段を取り入れることで、オリジナリティのあるおしゃれなデザインとなっています。
【40坪~】回遊動線を取り入れた平屋
こちらの平屋は、「回遊動線」によって移動負担を軽減しているのが特徴です。
回遊動線とは部屋間を一筆書きで回れる動線のことで、家族が多くてもストレスなく過ごせるといった点から人気が高まっています。
今回の場合にはパントリーやファミリークロークを通り抜けできるので、無駄な移動を減らせます。
▶️水戸市の平屋|「家事ラク動線+大空間リビング」おうちカフェが楽しめる4LDK平屋
LDKを中心に各部屋へのアクセスがスムーズになる間取り配置なので、毎日の生活がしやすくなるのがメリットです。
A-1homeには、今回紹介しきれなかった施工事例が複数ございますので、ぜひごらんください!
▶️施工事例
茨城でバリアフリー住宅を実現するならA-1 homeにお任せください
▶️行方市の平屋|カッコイイと暮らしやすい、どちらも叶えた5種の木の平屋
「A-1 home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社です。
多くの施工実績から、ライフスタイルに合ったバリアフリー住宅の提案が可能です。
「おしゃれな平屋に住みたい」「予算に合わせて提案してほしい」など、ご要望をお聞かせください。
「A-1 home」が理想の住宅づくりをサポートいたします。