ビルトインガレージのある平屋の特徴と注意点
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ビルトインガレージは、家の中にガレージを組み込む造り方です。車をガレージ内に安全に乗り入れる為には、車幅に応じた開口部が必要です。その為、ガレージの開口部は、住宅の他のどの開口部より広い幅になり、住宅の規模によっては耐震性に影響が出る懸念もあります。
ただ平屋の場合は、同じ強度の構造躯体を持っている2階建てと比較すると、2階の積載荷重がなく構造が安定しています。その為、複数台が出入りできる開口部を持たせられる可能性もあります。
音と振動の伝わりに配慮
家の中にガレージがあると便利ではありますが、間取りによっては、エンジン音が家族の睡眠を妨げてしまう恐れがあります。車を出し入れする時間帯に就寝している家族はいない、車を出し入れするのは、ほとんど家族全員で外出する時であるというような車の使い方をしているご家族なら問題はありません。
しかし、通勤用に車を使っていて、家族がまだ起きてこないうちに出かけたり、深夜に帰宅したりすることが多い場合は、車のエンジン音や振動が家族の睡眠を妨げストレスを生んでしまう可能性があります。
2階建てであれば、2階に子ども部屋や寝室を配置する間取りにできますが、平屋の場合は2階がないので、ガレージからの影響を受けにくい位置に子ども部屋や寝室を配置する必要があります。
ニオイの伝わりに配慮
ビルトインガレージは造り方によっては、リビングとガラス越しに並べて、ガレージで車のお手入れをする時以外に、寛ぎの時間帯にも愛車を愛でるという間取りにもできます。ただ、この場合、少しでも排気ガスやガソリンのニオイがリビング内に入ってきてしまうと、室内環境が一気に悪くなってしまいます。
ガレージ内の換気も大切ですが、ビルトインガレージにする場合には、排気ガスやガソリンのニオイを室内に侵入させないようにすることが大切です。
平屋住宅と隣接させるガレージ棟の特徴と注意点
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ガレージを隣接させる場合、開口部の広さによる耐震性の低下や、音と振動、ニオイの伝わりの心配はありません。ただ、ガレージのある家の良さの一つである天候に左右されず、車に乗り降りできるという良さを確保する為には、住宅とガレージ棟の繋ぎ方に注意が必要です。
台風や強風を伴う吹き降りの雨であっても、雨に濡れることなく安全に乗り降りができるようなつなぎ方にしなくてはなりません。
ガレージのある家の暮らしに共通する特徴
ビルトインガレージのある平屋と、隣接するガレージ棟に共通する特徴と注意点を確認していきましょう。
ガレージのある家の暮らしに共通する特徴
ガレージには愛車を雨風紫外線や犯罪から守るという目的があります。さらに、ガレージと家の中が繋がっている暮らしは、家族にとっても様々な利便性があります。特に生活がワンフロアで完結する平屋では、その延長線上に車の乗り降りや、家の中ではできない作業スペースが生まれます。
車の乗り降りが楽にできる
ガレージからの動線によって、異なる利便性が得られます。家族の乗り降りを重視する場合には、玄関とビルトインガレージが繋がる動線があると便利です。天候の良い日や荷物はバッグひとつというような場合は、それほど車の乗り降りが苦になることはありません。
一方、雨の日にまだ小さい子供たちと出かける、介助が必要な家族を病院に連れていくというような場合には、家と車が繋がっている状況が車の乗り降りへの負担を少なくします。車での食料品の買い出しが多いという場合には、車から降りた後の動線が勝手口に繋がっていると、買い出しをしてきた食料品を直接パントリーに搬入出来ます。
介助が必要な家族や小さな子供はいないという場合には、勝手口とビルトインガレージを繋ぐ動線にする、買い物はまとめてすることは少ない、それよりも子どもの送り迎えの頻度の方が高いという場合には、玄関との動線というように、家族の暮らし方に合わせて、ガレージからの動線を考えた間取りにすると、よりガレージの利便性が向上します。
勝手口とキッチンの間にパントリーがあると、ガレージからの食料品の搬入がよりスムーズにできます。
屋外でしたい作業を屋内でできる
ガレージがあると、車のお手入れはもちろんですが、家の中ではできない作業を屋根の下でできます。例えば、キャンプに家族で出かけ帰宅した際には、ガレージ内に収納を設けてあると、キャンプ用品のお手入れをし、収納するまでの作業がスムーズに進みます。
また、アウトドアスポーツが趣味であれば、サーフボードやロードバイクなどのお手入れ、ガーデニングが趣味であれば、鉢の植え替えや苗作りの作業ができます。
趣味の部屋として使える
楽器の練習をしたいが、家族が寛いでいるリビングでは練習しにくい、プラモデルの塗装で床を汚したくない…などリビングでは気を遣ってしまうというような趣味を心行くまで楽しむ空間としても使えます。また、通勤に車を使っている場合には、雨の日の子どもの遊び場としても活用できます。
ガレージのある家に共通する注意点
ガレージのある家は土地の選び方によって使いやすさが変わり、造り方によって防犯性が変わります。
土地の選び方
平屋であるという時点で、暮らしやすい家になるかどうかは土地の選び方で大きく変わります。その上でガレージのある家にする場合は、さらに土地選びに必要な条件が増えます。
平屋の形状には方形の他に、コの字型やL字型もありますが、通りとの位置関係や周辺の環境の違いによって、暮らしやすい家+使い勝手の良いガレージのある家にする為の適切な形状が変わります。
また、同じ敷地面積である場合、平屋は2階建てほどの床面積を得られません。敷地面積によっては、住居部分が圧迫され、住宅全体の床面積のバランスが取りにくくなってしまいます。その為、ガレージのある家を建てられるだけの広さのある土地が必要です。
「家族の理想の暮らしができるガレージのある家」を実現する為には、家族の求める使い方ができるガレージと、快適な室内環境、家族が暮らしやすい間取りを同時に備えなくてはなりません。その為、ガレージのある家を建てる為の条件を満たしている形状と広さ、敷地周辺の環境を備えた土地を見つけることが重要なポイントの一つとして挙げられます。
利便性、地域性、土地そのものが持つ条件が理想に叶っていて、なおかつ予算内の価格で購入できる土地を選ぶことが、新しい家での暮らしやすさに繋がります。
コラム 土地選びで確認すべきポイント
防犯性を高める造り方
ガレージの出入り口の造り方で防犯性が変わります。敷地内にあるし、シャッター音が気になるから出入り口には何もつけないというケースもありますが、防犯という観点から考えると良い方法ではありません。敷地内であっても侵入されるリスクがない訳ではありません。
音が気になる場合には、静音シャッターがありますが、その他に引き戸にするという方法もあります。造作引戸にすると、外観のデザインや質感に調和して、注文住宅ならではのおしゃれなガレージの出入り口が生まれます。
参考サイト 快適空間設計工房 ガレージシャッター
ガレージのある家や平屋は一般的な住宅より建築費が嵩む傾向にあります。家族構成や家族の暮らし方にあっていて、こだわりを活かせる注文住宅での平屋の価格はどのくらいなのでしょうか?
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
A-1グループ(A-1home)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループ(A-1home)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
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