間取りで後悔する家にしない為に考えておくべきこと
注文住宅は自由度の高い家づくりです。唯一の制限は予算だけです。その為、知恵袋への質問や家づくりブログを見ると、間取りに失敗し後悔している人は少なくないようです。実際に、予算をやりくりしているうちに訳が分からなくなって様々な失敗をし、後悔するケースは少なくありません。
間取りの失敗は、生活動線にも室内環境にも収納にも影響します。間取りで後悔する家にしない為に考えておくべきことにはどのようなことがあるのでしょうか?
Contents
間取りを決めていく際の優先順位
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家づくりの2本の柱は予算と理想の家です。家族の年収や将来計画から割り出した予算内で家づくりを進めることと、家を建てる理由を軸に家族が暮らしやすい理想の家を実現することを並行して進めていかなくてはなりません。
ところが実際にプランを作成していくタイミングになると、家族の理想と予算のせめぎ合いになり、判断力が低下してしまうことがあります。そのような状態になることを避けるためには、家を建てたい理由を明確にし、その上で譲れる部分と譲れない部分の順位を決めておくことが大切です。
家を建てたい理由と土地の面積
子育てしやすい家にしたい、二世帯住宅にしたい、在宅ワークに備えて書斎のある家にしたい…というような理由で家を建てる場合には、これらの希望を満たせる広さの家を建てられる土地が必要です。
一方、4人家族ではあるが通勤通学の利便性の良い地域に住みたい、一人暮らしやディンクスで都心部の暮らしを楽しみたいというような場合には、家の面積より利便性の高い土地が必要です。
そこでまず初めに考えておきたいことは土地選びです。同じ予算内で土地を探す場合、利便性の良さと土地の広さのどちらかに重点を置く必要が出てくるからです。土地の面積と建ぺい率や容積率によって、住宅が得られる床面積は変わります。最低限必要な床面積がなければどんなに間取りの工夫をしても、暮らしやすい家にはならず後悔することになってしまいます。
参考サイト 参考資料 誘導居住面積水準(住生活基本計画(平成23年3月15日閣議決定)より抜粋)
家全体の面積の配分
家族が暮らせる家を建てられるだけの土地が見つかった後は、家の中の床面積の配分をしていかなくてはなりません。十分な面積があったとしても、リビングもダイニングキッチンも広くしたい、複数の子ども部屋と書斎を造りたい、ファミリークローゼットやパントリー、ランドリールームも欲しい…となると、床面積の配分へ優先順位を決めておく必要があります。
コラム ワークスペースのある自宅は無駄のない間取りでおしゃれに!
例えば、リビングとダイニングキッチンが繋がっている人気の高い間取りを例にとって考えてみましょう。家族全員が、家のいる時間のほとんどをリビングで過ごすというライフスタイルの場合、リビングはできるだけ広く取りたいと考えるでしょう。
ただ、床面積全体から考えて、リビングを広く取り過ぎてしまうと、ダイニングテーブルとダイニングチェアの間が窮屈になり、立ったり座ったりし難い状態になってしまうかもしれません。また、アイランドキッチンを採用した場合、キッチンに面積をとられ過ぎてリビングにソファを置けないというような状況になってしまうこともあります。
そのような失敗をしない為には、全体の床面積の中でバランスよくそれぞれの場所に割り当てる面積を決めていくこと、キッチンに充てられる面積に合わせてキッチンレイアウトを選ぶこと、リビングやダイニングの面積に合わせてダイニングテーブルやソファのサイズを決める必要があります。
コラム キッチンの広さ別おすすめのレイアウト
間取りと室内環境の関係
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日当たりや風通し、プライバシーが確保できる間取りの家は、快適な室内環境が調えられる家です。そのような家にする為には、隣家や通りとの位置関係、敷地周辺の環境に合わせて間取りを決めていく必要があります。
窓の位置
窓の位置やサイズは家が建った後に、手軽に変更することができない上に、室内環境に大きな影響があるので慎重に決める必要があります。晴れた日の昼間には照明を点けなくても十分に明るさを維持できるだけの太陽光を採り込めること、家の中に風の通り道ができるような配置をして地域の風の性質に合わせて開閉方法を決めること、外部からの視線が入らない位置に設けることなどの注意が必要です。
また、新居が完成し、家具を配置するタイミングになって家具が窓に家具に被ってしまうという失敗もあります。そのような失敗を避けるために、間取りプラン作成の際には、使う予定の家具の奥行き、幅、高さをチェックしておくことが大切です。
吹き抜けや小屋裏空間
平屋や狭小地に建つ2階建て住宅の中には、日当たりや風通しを確保し難い家になってしまうケースがあります。平屋であれば、小屋裏空間を利用してハイサイドライトを設ける、2階建てであれば吹き抜けを設けるなどの間取りの工夫で、プライバシーを確保しつつ日当たりや風通しを確保できます。
ただ、吹き抜けや小屋裏空間をリビングと繋げる間取りにする場合には、住宅に十分な断熱性と気密性を持たせる必要があります。空間が拡がる分、暖房の熱が上に上がってしまうからです。
断熱性が高く、空気が循環する間取りであれば、吹き抜けは室温に対して良い影響を与えます。一方、断熱性が十分ではなく、空気が循環しない間取りであれば、吹き抜けによって夏暑く冬寒い家になってしまいます。吹き抜けを設ける場合には、プラン作成時に断熱性と気密性、家全体の間取りに関しても十分配慮した上で、採用を決めましょう。
空気を循環させる間取り
冷暖房の効率よくする為には、住宅の断熱性の高さが求められますが、家の中の温度差を抑える為には、空気が循環する間取りが求められます。
間取りと生活動線と収納の関係
間取りは家事負担に大きな影響があります。家事負担が大きくなってしまう間取りの家では、日常的に後悔とストレスを感じる家になってしまいます。家の中が片付かない、常に物が溢れている…という状態は掃除がし難くなり清潔な環境が維持できません。また家族にとっても寛げない居心地の悪い環境になってしまいます。
家の中を常にすっきりとさせておく為には、生活動線に沿った収納が必要です。家族の帰宅動線に合わせて玄関や玄関とリビングの間に大型の収納を設けると、リビングに物が溢れなくなります。勝手口とキッチンの間にパントリーがあると、買い出しをしてきた食料品の搬入が楽にできます。ランドリールーム、または洗面所に衣類やタオルを収納できるスペースがあると、洗濯物に関わる家事負担が減ります。
もし、家族の生活動線上に目的に合った収納がなければ、収納のある場所まで行くのが面倒になり、すぐ置ける場所に物を置くことになって家の中が片付きません。それを片づけて回るだけでも、家事負担が増えてしまいます。
収納でもう一つ考えておきたいことはサイズです。目的に合わせて収納に入れるもののサイズと量をリストアップして、収納のタイプと広さを決めることが大切です。収納にはウォークイン、ウォークスルーなど内部に入れる大型の収納と、壁面収納があります。
大型収納は内部の棚やパイプハンガーの位置や本数などを、収納する物の量に合わせて決めていくと効率よく使えます。壁面収納は設ける目的に合わせて、引き戸や扉をつける、見せる収納にするなどを決めていきましょう。
コラム ファミリークローゼットはいらない?ランドリールームと隣接?
コラム パントリーは後悔する?新築住宅のキッチン収納計画
後悔しない間取りにする為には、土地選びから始まり、敷地周辺の環境に合わせた窓と吹き抜けの採用とそれに見合う断熱性能、家族の生活動線に合わせた収納など、たくさんのチェックポイントがあります。
そして何を優先したいかということはご家族によって異なります。予算内で効率よく間取りプランを進める為には、家族にとっての優先順位を明確にしておくことが大切です。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋
A-1グループ(A-1home)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループ(A-1home)は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
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