【30坪台】広いリビングがある間取りをコンパクトな家で採用するコツ
マイホームについて考えるとき、リビングは広くしたいという要望を持つ方はとても多いです。家族が集まるリビングは広くて開放的な空間にしたいですよね。LDKが広ければ友達や両親なども集まりやすいです。しかし、我が家は建物がコンパクトだから広いリビングを採用できないと考えているかもいるかもしれません。今回は、そのような不安を少しでも払拭できるようなコラムです。広いリビングがある間取り実例を紹介し、コンパクトな家で20~30帖のLDKを採用するためのコツを解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
リビングが広い家の魅力とは?
家族全員のくつろぎ空間であるリビング。狭いリビングでは家族が集まりにくく、ゆったりと過ごすことができませんよね。そのため、最近は広いリビングを検討する家庭が多いです。広いリビングを採用するとさまざまな魅力があります。
・家族全員がリビングに集まれる
・友人や両親を気兼ねなく呼べる
・開放的で居心地が良くなる
・リビングで勉強や仕事ができる
・テレビの大画面で動画を見ながらフィットネスができる
・ピアノなどを置いて楽器演奏を楽しめる
・ペットを飼いやすい
・ものが増えても圧迫感を感じにくい
以前よりもおうち時間が増えた現在、リビングはくつろぐだけの空間ではなくなっています。仕事や勉強を行ったり、時には身体を動かしたりすることも。外で遊ぶよりも家で遊びたいという気持ちから、友人などを自宅に招く機会も増えています。広いリビングであれば、居心地の良い空間でストレスなく過ごすことができるでしょう。
【30~33坪】広いリビングがある間取り実例
30坪台で広いリビングを採用した家の間取り実例を紹介します。
①LDKが23帖の平屋【延べ床面積30.8坪】
行方市の平屋|空間を縦にも有効活用。スキップフロア・小屋裏収納のある平屋
延べ床面積30.8坪に対して、23帖の広々としたLDKを採用した平屋です。LDKを一直線に配置し、奥行きを感じる空間にして広く見せている点もポイントです。スキップフロアの下も壁でふさがずオープンスタイルに。LDK一体となっているためリビングが広く感じます。スキップフロアは、子供の遊び場やペットスペースとしても活用できる空間です。
LDKの南側には大きな窓をつけました。
空間が明るくなり、よりLDKが広く感じます。リビングだけは家具と被らないように腰高の窓を採用。入居後の暮らしやすさが計算された広々としたLDKです。
②LDKが23帖の平屋【延べ床面積32.06坪】
つくばみらい市の平屋|無垢材を使ったカリフォルニア風サーファーズハウス
横幅も奥行きもある広々とした23帖のLDKです。ソファの両サイドにもゆとりのあるスペースを確保しました。子供やペットが走り回っても安心の広さです。LDKの横幅の広さを活かしてアイランドキッチンを採用し、動線を良くした点もポイントです。
こちらの事例では吹き抜けを採用して、縦方向にも広さをプラスしています。
天井が高い空間は帖数以上の広さを感じることができます。全体を板張りで仕上げるログハウス風の内装は圧迫感が出やすいですが、こちらの建物は吹き抜けの開放感も相まって狭く感じません。反対に、木を多く採用することによって温かい雰囲気になり、広くてもゆったりと落ち着けるリビングに仕上がりました。
ログハウス風のおしゃれな内装は、こちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
コラム ログハウスの魅力を活かす内装
③LDKが23帖の平屋【延べ床面積32.06坪】
広々としたリビングを採用した23帖の一直線LDK。キッチンの先は洗面所につながる奥行きのある建物です。リビングには勾配天井を取り入れ、より広く感じられるように工夫しました。壁・天井はシンプルに白の壁紙で仕上げ、梁などの構造材や照明をアクセントにしています。
LDKの北面にある扉からは収納や子供部屋などにつながりますが、ドアを白っぽい木目にしているため圧迫感はありません。広々としたリビングに対して、さらに広さを感じるような工夫をたくさん取り入れた事例です。
④LDKが20帖の平屋【延べ床面積33.31坪】
鹿嶋市の平屋|家族とペットと暮らす勾配天井の開放感あふれる平屋
20帖のLDKを採用した事例です。LDKの中でも特にリビングの広さにこだわってレイアウトを考えました。LDK全体を勾配天井にして、リビング上の天井が1番高くなるように設計した点もこだわりポイントです。ソファ横の空間にゆとりを持たせているため、ダイニング・キッチンへの行き来もしやすく、生活しやすい間取りです。
ダイニングにはアップライトのピアノを置きました。
LDKで家族それぞれが好きなことをできる、大満足の空間が完成しました。
⑤LDKが25.5帖の平屋【延べ床面積33.5坪】
間口と奥行きの広さを活かした広々としたリビングがある平屋です。テレビ裏の壁を無垢材のアクセントウォールでかっこよく仕上げ、高級感のある内装に仕上げました。空間のアクセントにアイアンフレームキッチンを採用。キッチンの板の隙間から先が透けて見えるため、抜け感があって開放的な印象を与えることができます。
LDKには大きな窓を2枚施工しました。
光をたくさん取り込む居心地の良いリビングでゆったりと過ごすことができます。ローソファを選んで目線を下げ、空間を広く見せるようにした点もポイントです。
コンパクトな家で20~30帖のLDKを作るポイント
コンパクトな家に20~30帖のLDKを採用するときのポイントをお伝えします。
リビング階段を採用する
リビング階段を採用することで、階段下のスペースを活用できます。上の事例のようなスケルトン階段を採用すれば、階段下をリビングの一部として使うことが可能です。テレビやペットゲージなどの天井高が低くても活用できる家具・家電を置いて、リビングの有効面積を広げましょう。
和室や土間などの空間とリビングをつなげる
広いリビングを作れなかったとしても、和室などの空間とつなげることで開放的なLDKを作ることができます。上の画像は、一般的な広さの18帖のLDKですが、4.5帖の畳スペースをつなげて実質22.5帖のLDKに。壁や扉で仕切らず、リビングとフラットにつなげた点も広く見えるポイントです。
他にも土間とリビングをつなげることで、広く感じさせることができます。
行方市の平屋|土地形状に合わせた遊び心満載のログハウス風平屋
土間から外のウッドデッキに出られるようにすれば、アウトドアリビングとして使うことが可能です。土間スペースの場合は、1段下げてつなげることで土足とスリッパのフロアを分けることができます。フラットにつなげるなら、土足厳禁にして室内に砂ぼこりが入り込まないようにしましょう。
使い勝手の良い空間とリビングを上手につなげて、ゆったりと使えるLDKを作ってくださいね。
スタディカウンターや遊び場をLDKに取り込む
行方市の平屋|土地形状に合わせた遊び心満載のログハウス風平屋
スタディカウンターや遊び場をリビング内に取り込んで、LDKの面積を広くする方法も良いでしょう。上の画像は、ボルダリングをLDK内に施工した事例です。ボルダリング専用の部屋を作ると、部屋の帖数はもちろん廊下なども増えてリビングの空間が削られます。しかし、LDK内に配置すれば無駄な空間を減らして、リビングを広くすることが可能です。また、リビングと一体にすることで、子供の様子がわかりやすいというメリットもあります。リビング内に採用しても問題ない空間は取り込み、無駄な廊下などをなるべく減らした間取りづくりを行いましょう。
他の空間はできるだけコンパクトに
つくばみらい市の平屋|無垢材を使ったカリフォルニア風サーファーズハウス
LDKの広くしたいという要望の優先度が高いなら、他の空間の広さをコンパクトにしましょう。もちろん、すべての空間を広くできたら理想的ですが、30~35坪の家ではなかなか採用できないケースもあります。寝室は寝るだけなら6帖でも問題ありませんし、リビングにスタディスペースがあるなら4.5帖の子供部屋でも十分です。広くしたい空間の優先順位をつけ、全体のバランスを考えてリビングの大きさを検討しましょう。
帖数以上に広く感じる!リビングを広く見せるコツ
帖数以上に広く感じるリビングを作るコツを解説します。
吹き抜け・勾配天井で天井を高くする
鉾田市の平屋|アクセントウォール・クロス映えるカリフォルニア風デザインの平屋
吹き抜けや勾配天井を採用し、天井を高くすることで空間を広く見せることができます。なぜなら、天井が高いと視線が縦方向にも伸びるからです。同じ面積の部屋でも天井が1.5mしかないのと3mあるのでは、広さの感じ方は全く異なります。また、吹き抜けや勾配天井があると高い位置に窓を付けられるため、空間が明るくなって部屋が広く感じる点も理由の1つです。
吹き抜けは寒さや音が気になるという理由で、採用してから後悔する方もいます。注意点や対策を理解してから採用を決めましょう。詳しくはこちらのコラムを参考にしてくださいね。
大きな窓を付ける
行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋
大きな窓を付けることで、空間を広く見せることもできます。例えば、真っ黒の部屋よりも膨張色である真っ白な部屋の方が開放的だというのは、多くの方がイメージできるでしょう。大きな窓をつけることで部屋が明るくなるため、広く感じやすくなるという仕組みです。また、大きな窓をつけることで外とのつながりを感じられて、空間が広く見えるという効果もあります。ただし、窓の目の前に家がある場合などは、逆に圧迫感が出て狭く感じることもあります。外の景観を意識しながら窓の位置を決めましょう。
窓にはさまざまな種類があります。すべての空間に大きな窓をつけて、明るくした方が良いということではありません。注文住宅の窓選びについては、こちらのコラムを参考にしてください。
明るい内装を採用する
先ほどもお伝えした通り、膨張色である白を使うと部屋が広く感じます。そのため、できるだけ明るい色味で内装をまとめることが大切です。特に、面積が広い壁や天井は白などの明るいカラーを採用してくださいね。ログハウス風の家にしたい場合は、明るい色の木材を選ぶことをおすすめします。
照明計画にこだわって上からの圧迫感をなくす
上からの圧迫感があると空間が狭く見えやすいため、天井はシンプルに仕上げることをおすすめします。ダウンライトは埋め込み型の照明なので、すっきりとした印象を与えることが可能です。また、あえて天井に照明をつけないという方法もあります。上の画像は、壁付けのスポットライトとシーリングファン照明だけで、リビング照明を仕上げた事例です。奥のダイニングキッチンのダウンライトと比較しても、よりスタイリッシュな印象を受けるでしょう。シンプルで華奢なデザインの照明を選ぶことで、上からの圧迫を減らすことができますので実践してみてくださいね。
コンパクトな家でもリビングが広い間取りは採用できる!
30坪台前半のコンパクトな家だからと言って、広いリビングを諦めてはいけません。リビングと他の空間を組み合わせたり、寝室や子供部屋との広さのバランスを考えたりすることで、広々としたLDKを採用することは可能です。また、畳数的には小さくても、工夫次第では畳数以上に広く感じるLDKを作ることもできます。そのため、LDKの畳数ばかりに囚われすぎないようにしましょう。目線が抜けやすい奥行きのあるLDKや高い天井、大きな窓などを取り入れて開放的なリビングを作ってくださいね。
「A-1home」ではお客様のご要望や生活スタイルに合わせて、間取りをご提案しています。施工事例では広いリビングの家をたくさん紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えの方は「A-1home」にご相談ください
「A-1home」は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
「A-1home」は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
「A-1home」では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。