使いやすいシューズクロークの作り方|8つの間取りのポイントを抑えよう!
シューズクロークとは、玄関横の配置された土足のまま入れる収納のこと。玄関には靴はもちろん、他にもアウトドア用品や傘・コートなど様々なものを収納したいですよね。そのため、ボックス型の玄関収納の他にシューズクロークを検討する方は多いです。
ただし、注意したいのはシューズクロークの間取りの作り方。使い勝手を考えずに空間を確保しただけでは、使いにくいシューズクロークになってしまいます。今回は、シューズクロークの種類を解説し、使い勝手を良くする間取り作りのポイントを紹介します。
Contents
シューズクロークの間取りタイプは2種類
シューズクロークは「ウォークイン」と「ウォークスルー」の2つのタイプに分類できます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認しましょう。
①ウォークインタイプ
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ウォークインタイプとは、シューズクロークの中に入っていける収納のことです。シューズクローク内は行き止まりになっていて、空間が独立しています。家の中にある物置のようなイメージでしょう。
【ウォークインタイプのメリット】
ウォークインタイプのメリットは次の3つです。
- ・収納量を確保しやすい
- ・コンパクトな空間でも作りやすい
- ・ニオイや目線が気になりにくい
ウォークインタイプは、収納量が確保しやすい点がメリットです。靴だけでなく、ゴルフバッグやベビーカーなどの大きなものをしまいたい方におすすめします。また、人が入れる最低限の空間があればいいため、省スペースでもシューズクロークを作りやすいです。シューズクロークと玄関は1ヵ所しかつながっていないため、扉をつけてニオイや目線の対策をしやすい間取りでもあります。
【ウォークインタイプのデメリット】
ウォークインタイプのデメリットを紹介します。
- ・動線が非効率になりやすい
- ・玄関に靴が出しっぱなしになりやすい
- ・スペースの奥にものを溜め込みがちになる
ウォークインタイプの最大のデメリットは、動線の作り方が難しい点でしょう。なぜなら、土足でシューズクロークに入って靴を脱ぎ、玄関に戻ってから室内に上がらなければならないからです。結局、シューズクロークにしまうのが面倒で、玄関に出しっぱなしになっている家庭も少なくありません。また、奥行きのあるウォークインタイプは、奥の方にものを溜め込みがちです。もう履かない靴がいつまでも収納してあるなんてことが無いように、定期的に整理整頓を心がけましょう。
②ウォークスルータイプ
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ウォークスルータイプとは、シューズクローク内を通り抜けできる土間収納のことです。玄関からシューズクロークへ入り、そのまま室内へ上がることができます。
【ウォークスルータイプのメリット】
ウォークスルータイプのシューズクロークのメリットを紹介します。
- ・スムーズな動線が魅力的
- ・来客用と家族用の玄関が分けられる
ウォークスルータイプの1番の魅力は、帰宅後の動線の良さです。玄関からシューズクロークに入り、靴やコートを脱いでスムーズに室内に入ることができます。玄関を行ったり来たりする手間が無いため、子供でも自分で靴をしまう習慣を身に付けやすいです。また、シューズクロークを家族専用の空間にすれば、玄関をきれいな状態に保つことができます。来客が多い家庭や玄関がコンパクトな間取りにおすすめです。
【ウォークスルータイプのデメリット】
ウォークスルータイプのデメリットを紹介します。
- ・通路を作るため広い空間が必要
- ・収納量が少なくなりやすい
- ・目隠しや臭いの対策がしにくい
ウォークスルータイプは通り抜けができる広いスペースが必要です。コンパクトな空間にすると、窮屈になったり収納量が減ったりすることがあるため注意しましょう。ウォークスルータイプのシューズクロークは2ヵ所に扉を付けられない間取りも多いため、目隠しや臭いの対策がしにくい点もデメリットです。玄関側に扉を付けても、玄関ホールからシューズクロークが丸見えになったり、臭いが漏れたりする失敗例も。ウォークスルータイプを選ぶなら、目隠し・臭い対策を十分に検討することが大切です。
使い勝手の良いシューズクロークを作る8つのポイント
使い勝手の良いシューズクロークを作るポイントを紹介します。
①シューズクロークからスムーズな動線を作る
使い勝手の良いシューズクロークを作るポイントは、出かけるときや帰宅後の動線をよく考えることです。動線の良さを重視するなら、ウォークスルータイプのシューズクロークを選びましょう。
こちらは、玄関・シューズクローク・リビングが直結している事例です。
家族用玄関から玄関ホールや廊下を通らずに、直接リビングまで行くことができます。シューズクロークとリビングの間に扉を採用したため、室内への目線が気になることもありません。
また、玄関・シューズクローク・パントリーをつないだ間取りも便利です。
こちらの事例は、シューズクロークからパントリーやキッチンに行くことができます。重い荷物を最短ルートで運ぶことができる間取りです。荷物をパントリーに一時置きして、コートを脱げるのも便利ですよね。
家全体の広さや配置の問題で、ウォークインタイプのシューズクロークしか採用できない家庭もありますよね。ウォークインタイプでも工夫次第では使いやすい動線を作ることは可能です。
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こちらは、ウォークインタイプのシューズクロークですが、オープンタイプの収納にして、靴を脱いですぐに玄関に上がれるようにしました。玄関ホールの一部をシューズクローク内まで伸ばし、ホールへの行き来を楽にした点もポイントです。
コンパクトな玄関の場合は、シューズクロークの周りの壁を取り払ってもいいでしょう。
玄関とシューズクロークを一体化させることで、より省スペースにシューズクロークを採用できます。壁をなくして玄関ホールから靴に手が届くようにしたので、出し入れも楽々です。ウォークインタイプのシューズクロークを作るときは、室内とのつながりを意識しながら間取りを考えてみてくださいね。
②動線や空間に合わせて棚の配置・形状を決める
シューズクローク作るなら、闇雲にスペースを棚を配置するのではなく、収納するものに合わせて設計することが大切です。
例えば、靴をメインで収納するなら可動棚を多くつけましょう。
一方向に棚を付けると、靴などを一気に見ることができて選びやすいです。また、長方形のシューズクロークでも、圧迫感が出ません。横並びに棚を施工することで、直線的な動線を確保することができます。
空間の角にシューズクロークを作りたいなら、L字型の収納がおすすめです。
こちらは二方向に可動棚やパイプを施工した事例です。L字型に棚を施工したため、直角に曲がる動線を作ることができます。
シューズクロークの間取りや他の空間とのつながりによって、収納の配置や形状は異なります。収納するものがスッキリ入るような、棚の配置を考えましょう。
③どこまでを土足で入れるかを考える
シューズクロークを作るときに、床の仕上げ方は非常に大切です。下の画像のように、すべて土間スペースで仕上げれば靴で移動できるスペースが広がり、空間の圧迫感もありません。
家族で一緒にシューズクロークの中に入って、靴選びをゆったり行えます。ただし、玄関ホールとシューズクロークの棚が遠くなる点がデメリットです。
玄関ホール側からも靴の出し入れを楽にしたいなら、フローリングの面積を広げましょう。
こちらの事例では、シューズクロークの床半分をフローリングにしました。棚とフローリングの位置が重なっているため、土間に降りずに靴を出し入れできます。土間の空間は狭くなりますが、使い勝手は良いでしょう。
このように、シューズクローク内の床をどのように仕上げるか考えることは大切です。生活イメージを膨らませながら、ドアとフローリングの割合を検討してみてくださいね。
④使い勝手重視なら扉無し、視線が気になるなら扉有り
シューズクロークは扉の有無によっても使い勝手が変わります。使用頻度が多く、毎日の靴の出し入れを楽にしたいなら扉無しのタイプを選びましょう。
毎回扉を開け閉めする手間がないため、ストレスなくシューズクロークへ出入りできます。ただし、玄関からシューズクロークが良く見えるため、毎日の整理整頓は必須です。
目線や臭いが気になるなら、扉付きのシューズクロークを採用しましょう。
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こちらの事例は画像左側がシューズクロークですが、扉があるため中の様子が全く分かりません。内装と統一感のあるかっこいい玄関に仕上がりました。
毎日の開け閉めが苦になりそうという方は、ロールスクリーンもおすすめです。ロールスクリーンなら、普段は開けっ放しでも邪魔になることはありません。来客時だけ閉めておけば、すっきりとした印象を与えることができます。ただし、臭い対策はできないため、来客時の目線が気になるという方だけ検討してみてくださいね。
⑤棚の奥行きは30~40cm!靴以外にしまうものも考慮して
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シューズクロークの棚は、しまう物に合わせて施工しましょう。靴を置くなら30cm程度の奥行がある可動棚で十分です。その他に、収納ボックスやバイクのヘルメットなどを置きたいなら、40cm程度の奥行きの棚を付けましょう。コートや傘などをかけて収納したいならパイプも忘れずに。
棚に乗らない大きなものを置きたいなら、棚を付けないこともおすすめします。
小美玉市の平屋|ブラック外観と無垢材のクールな平屋 (a-1group.net)
こちらはベンチやキャリーカートなどを置けるように、棚の位置や高さを工夫したシューズクロークです。空間にあえて余白を残すことで、自分が置きたいものを自由にカスタマイズできます。収納するものを考えて、シューズクロークの棚の形や広さを考えてくださいね。
⑥ニオイ・湿気対策のために換気設備や窓を取り入れる
シューズクロークは、住み始めてから臭いや湿気が気になると感じる方も多いです。確かに、夏場の靴の臭いや雨による湿気は不快に感じますよね。扉を付けて、室内に臭いや湿気を持ち込まない工夫をしても、臭いの元を取り除くことはできません。シューズクロークの換気をしっかりと行い、空気を入れ替えることが大切です。窓を開けて換気をしたり、個別に換気扇をつけるなどの対策を行いましょう。
⑦コンセントや有孔ボードなどがあると便利
鹿嶋市の平屋|家族とペットと暮らす勾配天井の開放感あふれる平屋
「シューズクロークの中にコンセントがあれば良かった」と住んでから後悔する方もいます。除湿器や靴の乾燥機、工具・電動自転車の充電など、意外と使い道は多いです。さまざまなケースを想定して、コンセントを検討してください。
また、壁に掛ける収納を取り入れたいなら、有孔ボードがおすすめです。
こちらの事例では、左側の壁一面に有孔ボードを施工しています。インテリアを飾ったり、細々した物を掛けて収納できたりするため便利です。帽子を収納したり、ワンちゃんのリードなどを掛けておく場所としてもぴったりでしょう。
⑧趣味やDIYスペースとしても活用できる空間に
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アウトドアな趣味があるなら、広めのシューズクロークを採用して趣味スペースと兼用する間取りもおすすめです。別々の空間を作るよりも、少ない畳数でゆったりとしたスペースを確保することができます。上の画像は、釣り用具をメンテナンスできるように、カウンターを施工したシューズクロークです。棚の位置を工夫することで、趣味の空間と靴の収納を分けています。アウトドアな趣味がある方は、シューズクロークの用途を広げてみてくださいね。
自分の暮らしに合ったシューズクロークの間取りを取り入れよう
シューズクロークは採用する方が多い間取りですが、形状や動線によって使い勝手は大きく異なります。収納するものや使用頻度などを考えながら、自分の暮らしに合ったシューズクロークの間取りを考えましょう。棚の奥行きやコンセントの設備など、細かなところまで忘れずに検討してくださいね。
「A-1home」ではお客様のご要望に合わせた間取りづくりをしています。生活スタイルを元に使い勝手の良いシューズクロークをご提案することも可能です。ぜひ皆様のご相談をお待ちしております。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えの方は「A-1home」にご相談ください
「A-1home」は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
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長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
「A-1home」は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
「A-1home」では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。