注文住宅を安く建てる方法|品質とコストダウンにこだわる茨城の住宅会社が解説

注文住宅を安く建てる方法

 

マイホームは一生の中で1番高い買い物という方がほとんどでしょう。特に注文住宅は、建売住宅・規格住宅と比べて高価になりやすいため、できるだけコストダウンをしたいと考えますよね。ただし、安さだけにこだわった家では注文住宅を建てる意味が無くなってしまいます。

 

では、注文住宅の質にもこだわりつつ、価格を抑えるにはどのような方法があるのでしょうか。今回は、茨城の住宅会社がコストダウンの方法を徹底解説します。

 

 

注文住宅は価格と品質のバランスが大切

カリフォルニアスタイルの外観

つくばみらい市の平屋|無垢材を使ったカリフォルニア風サーファーズハウス

 

あなたは次の2つの内、どちらの注文住宅を建てたいですか?

 

  • ①要望はすべて入っているが、予算が500万円もオーバーしている
  • ②予算よりも300万円も安く抑えられたが、要望はほとんど実現されていない

 

恐らく「どちらの注文住宅も嫌だ!」と感じた方が多いと思います。なぜなら、価格と品質どちらかに偏った家になっているからです。注文住宅で目指すべきなのは、予算内で絶対に叶えたい要望が実現された家です。価格と品質のバランスを考えながら家づくりを進めなければなりません。

 

また、注文住宅を建てるときの初期費用は抑えられていても、住んでからお金がかかっては大変ですよね。マイホームを建てたらそこで一生を過ごすという方がほとんどです。初期費用だけでなく、長い目で見たときにコストダウンできるような建築材料を選びましょう。

 

 予算組みを明確にしておくことで、コストダウンする内容を検討しやすくなります。おおよその建物価格を理解した上で、現実的な予算を考えることが大切です。

 

コラム 注文住宅の平均価格はどのくらい?家族の予算と同じくらい?

コラム 平屋を注文住宅で建てると価格はどのくらい?ローコストで2LDK~4LDKの平屋

 

注文住宅を安くする方法10選|間取りや設備の選び方

住宅会社が教える、注文住宅を安くする方法を紹介します。

 

①こだわる空間の優先順位をつける

広々したLDK

行方市の平屋|こだわりの広々リビングで暮らす平屋

 

注文住宅を予算内で建てたいなら、こだわる空間の優先順位をつけることが大切です。もちろん、すべての空間をこだわりたいという気持ちもあるでしょう。しかし、それでは必ず予算オーバーしてしまいます。自分達の中で、こだわりたい空間や優先順位の高い間取りを話し合ってみてください。

 

絶対に採用したいもの、できれば採用したいものに分けることができれば、スムーズに間取りが決まっていくはずです。後付できるものや簡単にリフォームできる内容などは、優先順位を下げてもいいでしょう。住んでから自分達でDIYをするというお客様もいます。建てるときの気持ちだけでなく、住んでからの必要性や実用性も十分に考えて優先順位を付けましょう。

 

②できるだけ坪数を減らしてコンパクトに

コンパクトな寝室

1番のコストダウンの方法は坪数を削減することです。1坪削減できれば、数十万円のコストダウンにつながることもあります。ただし、コンパクトな家にしすぎて、要望がほとんど消えてしまっては意味がありません。優先順位の高い部屋の広さは確保しつつ、不要な空間だけを削るようにしましょう。

 

坪数を減らすための具体例をいくつか紹介します。

  • ・LDKと居室を直接つないで廊下を減らす
  • ・寝室は寝るだけの空間なので最小限に
  • ・外に物置を置くのでシューズクロークは小さめでも大丈夫
  • ・リビングにスタディスペースがあるから子供部屋はコンパクトに
  • ・洗濯乾燥機を導入するため室内物干しは脱衣所と同じ空間に

 

生活スタイルによって必要な部屋数や畳数は様々ですが、面積を減らせる部屋は必ずあるはずです。単純に空間をコンパクトにする方法もありますし、他の空間と共有にして全体の面積を減らす方法もあります。現在の生活スタイルや新居での暮らしをイメージして、無駄を省いた間取りを検討してください。

 

ただし、廊下が全くないとプライバシーが保たれなくて嫌という意見もあります。LDKと寝室が近いと音が気になって眠れなかったり、リビングとトイレが近いとニオイや音が気になるという例です。このような場合は、あえて廊下を作った方が生活の質が上がります。最小限の廊下を取り入れ、ノンストレスで生活できるようにしましょう。

 

③建物形状の凹凸を減らす

凹凸が少ない家

行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋

 

建物の形状は凹凸を無くした四角形が1番費用を抑えられます。なぜなら、凹凸をつけると外壁の面積が広くなってしまうからです。また、凹凸の部分の外壁材は高価なので、余計に費用がかかってしまいます。建物の見えにくい裏手側などは凹凸を無くし、外観デザインに大きく影響する正面側だけ凹凸をつけるなどの工夫をしても良いでしょう。

 

 外観は建物のデザイン性を左右する、とても大切なポイントですよね。コストカットをしつつ、かっこよく見える外観に仕上げる必要性があります。ローコストで平屋の外観をかっこよくしたいなら、こちらのコラムをご覧ください。

 

コラム 平屋の外観デザイン実例|ローコストでおしゃれな平屋を建てるコツ

 

④屋根形状はシンプルに

建物形状と同様に、屋根形状もシンプルにした方がコストを抑えることができます。

 

・シンプルな三角形の切妻屋根

切妻屋根

 

・1枚で仕上げる片流れ屋根

片流れ屋根の家

 

これらは、屋根の面積を抑えることができる屋根形状です。施工もしやすいため工期の短縮にもつながり、価格を抑えることができます。また、シンプルな形状の屋根の方が雨漏りなどのトラブルも起こりにくく、メンテナンスも楽というメリットもあります。

 

細かな点ですが、さらにコストダウンしたいなら、屋根の勾配を緩やかにましょう。なぜなら、緩やかな勾配の方が屋根と外壁の面積が少なくなるため、よりコストダウンにつながるからです。ただし、外観全体のバランスもあるため、デザイン性とのバランスをチェックしながら屋根勾配を考えましょう。

 

⑤ドアや扉を無くしてオープンな間取りに

扉のないクローゼットと書斎

行方市の平屋|深い軒の寄棟屋根がシャープ&モダンなオーク無垢フローリングの平屋

 

無意識の内にコストアップしているのがドアや扉の存在です。各空間や収納の入り口には、必ずドアや扉が付いているという概念を持っている方も多いと思います。しかし、ドアや扉が無い方が便利なこともあります。例えば、毎日使うクローゼットや玄関収納の扉が開けっ放しなら、その扉は不要かもしれません。閉めたら個室にできるドアなども、個室にする機会がほとんどないなら無駄な出費になります。

 

ドアや扉は1枚当たり数万円かかるので、なくすことで大きなコストダウンにつながるはずです。すでに間取りを作ってある方は、図面を見直して本当にドアや扉が必要なのか考えてみましょう。

 

また、普段は開けっ放しにしておくが、来客時は目隠ししたいという空間もありますよね。その場合は、ドアや扉ではなくロールスクリーンの方が安価で採用できます。突っ張り棒におしゃれなカーテンで十分という方も少なくありません。一般的な概念は捨て、自分の暮らしに必要かどうかでドアや扉の必要性を考えましょう。

 

⑥水回りをまとめて配管設備の費用を抑える

水回りが一直線の間取り

千葉市の平屋|広々リビングの木の家

 

キッチン・お風呂・洗面台・トイレなどの水回りをまとめて配置することで、コストダウンにつながります。なぜなら、配管の経路が短くなるため、使う設備の量を減らすことができるからです。例えば、家の四隅に水回りがバラバラに配置した場合、家の外周をグルっと配管設備を施工しなければいけません。対して、水回りが1ヵ所にまとまっていれば、使用する配管の長さは半分以下に抑えられる可能性があります。

 

ちなみに、2階に水回りを配置すると配管設備が増えるため割高になります。2階にLDKや浴室を配置しようと考えている方は、あらかじめ住宅会社に伝えて予算を多めに確保しておくことをおすすめします。

 

 水回りがまとまっていれば、家事もしやすい動線を作ることができるため生活の質も上がります。コストダウンにもつながって一石二鳥ですので、水回りの場所は意識的に近づけてみてくださいね。

 

コラム 家事動線が良い間取りアイデア11選|動線を考えるときのポイントも紹介

 

⑦収納はウォークインよりも壁付けの方がコンパクト

壁付けのクローゼット

古河市の平屋|ボルダリングなどの趣味を楽しむ平屋

 

最近人気なのが、収納内に入っていけるウォークインタイプの収納です。クローゼットやシューズクロークなど、さまざまな収納で採用されていますよね。しかし、ウォークインの収納が建物の面積を大きくしている原因になっていることもあります。なぜなら、ウォークインは人が入ることができる通路を作らなければならないからです。通路を作ったために、建物の面積が広くなっていたり収納量が少なくなっている可能性があります。

 

そこで、おすすめしたいのが壁付けの収納です。壁一面にクローゼットを採用することで、間取りをコンパクトにできたり多くの収納量を確保できたりします。使い勝手もウォークインタイプと変わらなかったという方も少なくありません。自分に必要な収納量を考えながら、収納のタイプを検討してみてくださいね。

 

⑧埋め込み収納やニッチで収納量を確保する

省スペースで収納を作りたいなら、埋め込み収納やニッチを採用することをおすすめします。

 

・トイレの埋め込み収納

トイレの埋め込み収納

鉾田市の平屋|ファミリークロークを2つ採用!充実した収納を備えた平屋

 

・洗面台横のニッチ

洗面台横のニッチ

土浦市の平屋|24坪のちょうどいいサイズの家事ラク平屋

 

どちらも、壁の厚みを利用した収納なので、建物の面積を増やさずに収納量を確保することができます。収納の奥行きは10cm前後と限られてしまうため、細々としたものを整理整頓するための収納として活用してくださいね。また、構造や断熱の関係で施工できる場所が限られてしまうことがあります。埋め込み収納やニッチを採用したいなら、設計士に早めに伝えましょう。

 

⑨開かない「FIX窓」なら費用を抑えられる

吹き抜けのFIX窓

行方市の平屋|カッコイイと暮らしやすい、どちらも叶えた5種の木の平屋

 

窓の費用を抑えたいなら、開け閉めできないFIX窓を効果的に取り入れましょう。手の届かない高さにある窓や、複数の窓が近くにあって開け閉めの頻度が少なそうな窓は、FIXにするという選択肢もあります。上の画像は、吹き抜けの高い位置の窓2つをFIXにした事例です。開閉できる窓と比べて数万円の差になることも。窓は位置や大きさだけでなく、種類にもこだわって選んでみてくださいね。

 

 窓選びはコストはもちろん、明るさ・風通し・断熱性などさまざまな部分に影響を及ぼします。空間ごとに適切な窓を採用して、快適な生活を送れるように工夫が必要です。

 

コラム 注文住宅の窓で失敗しない為の種類・配置・大きさの決め方

 

⑩同じ木でも樹種によってコストが異なるため注意!

せっかく注文住宅を建てるなら、天然の木を内装に取り入れたいという方も多いですよね。無垢のフローリングや板張りの天井などは人気が高いです。しかし、天然木は樹種によってコストが大きく異なるため注意しなければなりません。

 

こちらは、壁に板張りを施工した事例です。

板張りの壁

行方市の平屋|解放感のあるリビングとアイランドキッチン

 

デザイン性の高いキッチンに合うようなレッドシダーを採用する場合、高価なためコスト面がデメリットでした。そこで、比較的安価で採用できるパイン材を三色に塗装して、レッドシダーのような木目の濃淡を表現。コストもデザインも諦めずに、納得の仕上がりになった事例です。

 

天然素材を多く扱っている住宅会社ならではの提案です。住宅会社からさまざまな提案を受け、コストカットしつつ自分の理想に近いデザインの内装に仕上げてくださいね。

 

コストダウンしようと企業努力している住宅会社がおすすめ

質も価格もこだわった家

石岡市の二階建て|性能とデザインを追い求めたZEH仕様のクールな二階建て

 

間取りや設備の選び方によって、注文住宅を安くする方法を紹介しました。しかし、もっと大切なのはコストダウンのために企業努力をしてくれる住宅会社を選ぶことです。買い手側がどんなにコストカットしようと頑張っても、住宅会社が協力的でなければ実現しません。具体的に、どのような企業努力をしている会社を選ぶべきなのかを紹介します。

 

①無駄を省いた適切な広さの間取りを提案してくれる

お客様の要望を元に、予算内で建物を作り上げるためには高い提案力を持った会社を選ぶことが大切です。家庭に合った暮らしをしっかりヒアリングし、無駄のない間取りを考えてくれる住宅会社をおすすめします。どのくらいの大きさの部屋が必要かを聞いてくるのではなく、どのような暮らしをしたいかをヒアリングしてくれる営業や設計士を選びましょう。

 

②価格が分かりやすい

無駄な費用アップを避けたいなら、価格の提示方法が明確な住宅会社を選ぶべきです。不明確な費用あったり契約後に追加費用がかかるような住宅会社では、打合せするうちに不安になってしまいますよね。コストダウンどころか、コストアップしないための対策を取らなければいけなくなってしまいます。マイホーム建築のトータルの費用が明確になっていれば、そこからいくらコストダウンすべきかもわかりやすいです。コストに対して常にオープンに話してくれる住宅会社を選びましょう。

 

③特定の業者にお願いすることで価格と技術の安定化を図る

大きなハウスメーカーなどは、たくさんの業者に仕事をお願いしています。そのため、実際はお願いした業者の「下請け業者」が現場に入っているケースも少なくありません。すると、施工費が高くなったり、住宅会社との意思疎通不足でミスが発生する可能性が高まります。住宅会社と業者の関係性がしっかりしている住宅会社を選び、価格も品質も安心できる業者さんに家を建ててもらいましょう。

 

④モデルハウスを出展せず広告費にお金をかけない

住宅会社によっては莫大な広告費を掛けて宣伝し、その費用を建物に上乗せしているケースもあります。総合展示場にモデルハウスを出展すれば大きな集客につながりますが、何千万円の建築費と月数十万円の運営費用がかかります。また、テレビCMなどを行う企業もありますが、同じくたくさんの経費が掛かっています。注文住宅の買い手側にとって、広告宣伝費は無駄な費用に感じますよね。

 

広告にお金をかけない住宅会社は、お客様同士の口コミで知られていくケースも少なくありません。口コミは地域での信頼が厚く、建てた人の満足度が高いことの表れです。ぜひ、派手な広告を打っている住宅会社ばかりを検討するのではなく、実際に建てた方に評価されている住宅会社をチェックしてみてくださいね。

 

 エイ・ワンホームでご建築頂いたお客様の声

 

予算を意識しつつ要望を満たしてくれる住宅会社を探そう

注文住宅を安くする方法は意外とたくさんあります。積極的に取り入れて少しでも注文住宅をお得に建ててくださいね。ただし、こだわりたいポイントにはしっかりとお金をかけることが大切です。注文住宅ならではの間取りや設備を取り入れることで、建物への満足度も生活の質も上がります。自分達の要望の優先順位を明確にして、後悔のないマイホームづくりを行ってくださいね。

 

「A-1home」ではお客様のご要望やご予算に合わせた間取りづくりをしています。今回紹介したコストダウンの方法は、エイワンホームでも採用できますし、実際に当社で行っている企業努力の内容でもあります。他にもお客様に合わせたアイデアをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。

建築事例

 

予算内で納得のいく家を建てたいとお考えの方は「A-1home」にご相談ください

ボルダリングができる平屋

古河市の平屋|ボルダリングなどの趣味を楽しむ平屋

「A-1home」は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。

長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。

「A-1home」は、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。

”全ては笑顔の為に”

これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。

「A-1home」では、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。

ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。

 


A-1 home

 

 

 

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

詳しいプロフィールはこちら
建築事例