無垢フローリングのお手入れは本当に手間がかかるのか丨長く美しく保つための秘訣
無垢フローリングは見た目が美しく、素足で歩くと心地良いのが魅力です。
しかし、お手入れに手間がかかるというイメージが強く、無垢フローリングを検討している方の中には
- ・「無垢のフローリングは本当にお手入れが大変なのかな」
- ・「水拭きやロボット掃除機は使っても良いのかな」
このようにお悩みの方もおられるのではないでしょうか。
この記事では、無垢フローリングのお手入れ方法を塗装の種類別に詳しく解説します。
フローリングにシミや変色を起こしてしまった際の解決方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
無垢フローリングのお手入れに特別な手間はかからない
先に結論をお伝えすると、無垢フローリングに特別なお手入れは不要です。
合板フローリングと同様に、定期的にワックスやオイルでのお手入れの他に固く絞った雑巾で水拭きしていただいても大丈夫です。
合板フローリングであっても、突板や挽き板など表面に木材が使用されているものは同様にお手入れが必要です。
また、無垢フローリングの耐用年数は30年以上で、合板フローリングの目安とされる15年の倍以上も使い続けられます。
そのため、長い目で考えると無垢フローリングは張り替えなどのメンテナンスが不要なので、住宅を綺麗に保つのは楽だと言えます。
塗装別のお手入れ方法
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無垢フローリングは塗装する種類別にお手入れ方法が異なります。
一般的に塗装の種別は以下の3つです。
- ・ウレタン塗装/UV塗装
- ・自然塗装/オイル塗装
- ・無塗装
順番に解説します。
ウレタン塗装/UV塗装
ウレタン塗装はフローリングの表面に膜を張り、床を保護する役割があります。
UV塗装もウレタン塗装の一種で、紫外線に反応させて表面を硬化させるものです。
ウレタン系の塗装は、ツヤが強い光沢タイプや反対にツヤを抑えたマットなタイプなど、お好みに応じて選んでいただけます。
デメリットとして、オイル塗装などの自然塗装と異なり、調湿や木の香りなどの機能が弱まる点には注意が必要です。
日々のお手入れ方法
お手入れ頻度 | お手入れの方法 |
毎日のお手入れ | 掃除機やほうきなどでホコリを取る |
週に1回のお手入れ | 目立つ汚れをモップやクロスで乾拭き |
月に1回のお手入れ | 固く絞った雑巾で水拭き |
年に1回のお手入れ | ワックスなどのメンテナンスは不要 |
ワックス/オイルの必要性
UV塗装は非常に硬い膜で、耐久年数は約20年と言われています。
ウレタン塗装はUV塗装よりも膜が柔らかく、耐久年数は約5〜10年と言われています。
ウレタン系の塗装は耐久性が高いので定期的なワックスなどのお手入れが不要で、水分などが浸み込みにくくなるので反りなどの変形がしにくくなります。
汚れや傷の補修方法
塗装が劣化してくると、フローリングの光沢が失われたり部分的に白濁したりしてきます。
DIYでの補修や塗装はきれいに仕上げるのが難しいため、劣化が目立ってきたら業者に依頼してみましょう。
自然塗装/オイル塗装
自然塗装とは、オイルなどをフローリングに浸み込ませて表面を保護する塗装です。
ウレタン塗装などと異なり膜を張らないので傷はつきやすいが、木本来の質感を味わうことができ、調湿の効果も得られます。
日々のお手入れ
お手入れ頻度 | お手入れの方法 |
毎日のお手入れ | 掃除機やほうきなどでホコリを取る |
週に1回のお手入れ | 目立つ汚れをモップやクロスで乾拭き |
月に1回のお手入れ | 水に弱いため水拭きは最低限にとどめる |
年に1回のお手入れ | ワックスなどでメンテナンスが必要 |
オイルメンテナンス
リビングなど家族で生活している時間が長い空間ほど、メンテナンスの頻度が早くなる傾向にあります。
年に1回のメンテナンスが目安ですが、使用状況に応じてメンテナンス頻度を調整してみてください。
フローリング表面のツヤがなくなり乾燥を感じた時がメンテナンスに適したタイミングです。
汚れや傷の補修方法
光沢のあるウレタン塗装などと異なり傷は目立ちにくく、傷ついた際もサンドペーパーで軽く削ることで簡単に消すことが可能です。
傷やへこみが大きい場合はDIYでは直しきれないことがあるので、補修業者に相談してみましょう。
無塗装
無垢フローリングを塗装せずに使用すると、木本来の肌触りや香りを楽しむことができます。
しかし、水に弱く汚れも付着しやすいため、取り扱いには注意が必要です。
お手入れ方法
お手入れの頻度 | お手入れ方法 |
毎日のお手入れ | 掃除機やほうきなどでホコリを取る |
週に1回のお手入れ | 目立つ汚れをモップやクロスで乾拭き |
月に1回のお手入れ | 固く絞った雑巾で水拭き |
注意点
無塗装は汚れが付着しやすいため、掃除の頻度が高くなってしまいます。
また、フローリングに何かこぼした際にすぐに拭き取ってもシミになってしまうので、お手入れの手間を考慮すると塗装をしておく方が楽だと言えるでしょう。
無垢フローリングのトラブル対処法
続いて、無垢フローリングによくあるトラブルの対処法について解説します。
水こぼれ
水をこぼしてしまった際はすぐに拭き取るようにしましょう。
ウレタン塗装などのコーティングをしていれば浸み込むことはありませんが、オイルなどの自然塗装は水に弱いので放置すれば浸み込んで水シミになる可能性があります。
ケチャップなどの汚れ、油汚れなど
ケチャップなどの調味料をこぼしてしまった際は、すぐに拭きとるようにしましょう。
放置しなければ、汚れが浸み込まずに済みます。
汚れを拭き取ったあとは、固く絞った雑巾で水拭きすることでシミを防ぐことが可能です。
それでも落ちない場合の最終手段として、表面をサンドペーパーで軽く削ってシミを消す方法があります。
傷やへこみ
無垢フローリングに傷が入った場合はオイルでお手入れすることで、傷が馴染んで目立たなくなります。
また、フローリングがへこんでしまった場合は、霧吹きなどで水をかけてから当て布をしたアイロンをかけることで軽いへこみなら補修できます。
日焼けによる色あせ
模様替えのタイミングに久しぶりに家具を動かすと、日焼けによりフローリングが変色していることがあります。
フローリングが日焼けした際は、紙やすりで表面を軽く削ることで日焼け前の色味に戻すことができます。
しかし、また時間が経つと変色してくるので、日焼けを無垢フローリングの味ととらえる方が良いかもしれません。
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興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
無垢フローリングのお手入れに関するよくある質問
最後に、無垢フローリングをお手入れに関するよくある質問を紹介いたします。
ロボット掃除機は使っても良い?
掃除の際にルンバなどのロボット掃除機を使っても大丈夫です。
ロボット掃除機のブラシでフローリングに傷がつくことはありません。
しかし、水拭き機能は使わないようにしましょう。
水の拭き取りが十分できずにシミになる恐れがあります。
フローリングワイパーのウェットタイプは使っても良い?
クイックルなどのフローリングワイパーのウェットタイプは使用しないようにしましょう。
浸み込ませてある洗剤がフローリングに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、シートの水分量が高いと水シミになることもあるでしょう。
床板の隙間がキツくて、うまく汚れが取れない
無垢フローリングは乾燥する季節に縮んで2〜3mmの隙間が空き、湿度の高い季節は膨張して隙間がなくなります。
掃除する季節によってフローリングの隙間の空き具合が変わるため、暖かい季節に隙間の掃除がしにくい場合は、空気が乾燥する季節まで様子をみてください。
ワックスやオイルはこまめに塗った方が良いの?
オイルなどを塗ってお手入れするのは、フローリング表面が乾燥しているのを感じてからにしましょう。
フローリングに必要以上のオイルを塗ると、浸み込まずにベタつく原因になり、周囲のホコリや汚れを寄せ付けてしまうので注意が必要です。
まとめ丨無垢フローリングと快適に暮らす
無垢フローリングのお手入れの仕方やトラブルの解決方法について解説しました。
無垢フローリングはお手入れが大変だと言われますが、特徴を知って適切なメンテナンスを行うことで、合板フローリングよりも上質な質感を長期間楽しむことができます。
ご家族皆さんでフローリングをお手入れすることで、良い思い出になるでしょう。
なお「A-1 home」では、いつでも無垢フローリング住宅の見学・相談を承っています。
無垢フローリングの住宅について疑問が生じたら、お気軽にお問い合わせください。
「A-1 home」は無垢フローリングを使用した様々なプランを提案可能です。
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