外壁をガルバリウムにして後悔する7つの理由|対策やメンテナンス方法も解説
新築の外壁選びで、ガルバリウム鋼板を検討されている方は多いのではないでしょうか。
ガルバリウムは耐久性や耐震性に優れ、デザイン性の高さから人気の外壁材です。
一方でガルバリウムを採用して後悔したという声も聞かれます。
この記事では茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、ガルバリウム外壁の特徴やメリット、ガルバリウムで後悔する7つの理由と対策をお伝えします。
後悔しないガルバリウム外壁の選び方を知り、理想のお住まいを実現しましょう。
Contents
外壁をガルバリウムにするメリット
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ガルバリウム鋼板には、主に4つのメリットがあります。
- ・耐久性に優れている
- ・他の金属より錆びに強い
- ・軽量で耐震性が高い
- ・デザイン性に優れている
順番に解説します。
耐久性に優れている
ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムの合金でコーティングされた耐久性の高い外壁材です。
適切なメンテナンスを行えば、40年以上の長期間に渡って美観と性能を維持できます。
他の金属より錆びに強い
ガルバリウム鋼板は優れた耐食性を発揮します。
鋼板の表面に形成された酸化被膜が、雨水や湿気による錆びの発生を防ぎます。
沿岸部などの厳しい環境下でも、安心して使用できる外壁材です。
とはいえ、定期的にお手入れをしないと錆びてしまうので、他の外壁仕上げ同様に定期的なメンテナンスが必要です。
軽量で耐震性が高い
ガルバリウム鋼板は従来の外壁材と比べて軽量であるため、建物の重量を抑えられます。
その結果、地震の揺れに対する建物の動きを小さくし、耐震性能の向上につながります。
地震に見舞われるリスクの高い日本では、とくに重要なポイントです。
デザイン性に優れている
ガルバリウム鋼板は、シンプルでモダンな外観を実現できる外壁材です。
黒やグレー、ネイビーなどの色が人気です。
金属ならではのシャープで洗練された印象を与え、理想のお住まいに近づけます。
平屋の屋根形状についてお悩みの方は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
関連コラム:平屋におしゃれな屋根の形状と素材の選び方【豊富な実例つき】
「A-1 home」はおしゃれな外観の住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
外壁をガルバリウムにするデメリット・後悔ポイント
ガルバリウム外壁には多くのメリットがある一方で、デメリットや後悔するポイントも存在します。
- ・傷や凹みが付きやすい
- ・錆びが発生する可能性がある
- ・断熱性能が低い場合がある
- ・遮音性が低く、外の音が気になる
- ・夏場は外壁の表面温度が高くなる
- ・価格が他の外壁材と比べて高い
- ・デザインのバリエーションが限られる
順番に解説します。
傷や凹みが付きやすい
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材と比べて素材が薄く0.4mm程度しかないため、傷や凹みが付きやすいです。
お子様が遊んでいる最中に傷つけてしまったり、強風でものが飛んでくることも考えられるので注意が必要です。
深い傷からは錆びが発生することもあるため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
フラットなデザインよりも、ストライプ状のスリムスパンなどと呼ばれる比較的凹みに強い形状を選ぶのもおすすめです。
錆びが発生する可能性がある
ガルバリウムは錆びに強い素材ですが、決して錆びないわけではありません。
切断面や加工部分、傷の深い部分から錆びが発生することがあります。
海沿いの物件では、潮風の影響で錆びやすくなるので日常的な流水での洗浄や、定期的な塗装が欠かせません。
錆びを放置すると、外壁の劣化や美観の低下につながるため、早期発見と対処が大切です。
断熱性能が低い場合がある
ガルバリウム鋼板自体には断熱性能がないため、下地の断熱材の性能に大きく左右されます。
断熱材が不十分だと、室内の温度が外気の影響を受けやすくなり、冷暖房の効率が下がってしまいます。
ガルバリウム鋼板の裏面にウレタンフォームなどの断熱材が施工された製品を選びましょう。
遮音性が低く、外の音が気になる
ガルバリウムは金属製の外壁材であるため、遮音性があまり高くありません。
雨の日は雨音が響き、車の走行音や近隣の生活音が気になることもあり、静かな住環境を求める方には不向きな素材と言えます。
断熱材が一体となった製品を採用すれば一定の遮音効果を得られるので、住宅の性能もあわせて意識してください。
夏場は外壁の表面温度が高くなる
ガルバリウムは金属なので熱を吸収しやすく、夏場は外壁の表面温度が高くなります。
外壁からの輻射熱によって、室内の温度が上昇しやすくなります。
快適性を損なう原因となるため、断熱材の強化や通気性の確保など、断熱対策を行いましょう。
価格が他の外壁材と比べて高い
一般的なサイディングと比べると、ガルバリウム外壁の価格は1.5~2倍ほど高くなり、建築価格を抑えたい方にとっては大きなデメリットです。
ただしガルバリウムは耐久性に優れ、長期的なコストパフォーマンスは高いと評価されています。
製品の仕様により価格が大きく異なるので、予算と優先事項を考慮して、材料を選びましょう。
家を安く建てる9つの方法や後悔しない秘訣を、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連コラム:家を安く建てる9つの方法丨コスト削減や後悔しないための秘訣
デザインのバリエーションが限られる
ガルバリウムの外壁デザインは、シンプルでスタイリッシュな印象を与えますが、バリエーションは多くありません。
色もネイビーやブラック、ホワイトなどが主流で、派手な色使いは一部の製品に限られます。
飽きのこないデザインではありますが、個性的な外観を望む方には物足りなく感じる可能性があります。
理想のデザインが決まっている場合は、設計の段階でガルバリウムで実現できるのか建築会社に相談しましょう。
ガルバリウム外壁の後悔を防ぐための対策5選
ガルバリウム外壁を選択する際に後悔しないためのポイントは、主に4つあります。
- ・住宅のデザインによっては他の外壁材と組み合わせる
- ・断熱材一体型のガルバリウム鋼板を選ぶ
- ・定期的なメンテナンスを行う
- ・施工実績のある信頼できる業者に依頼する
順番に紹介します。
住宅のデザインによっては他の外壁材と組み合わせる
ガルバリウム鋼板で外壁を仕上げると、スタイリッシュな印象に仕上げられます。
しかし住宅のデザインによっては、錆びが発生しやすくなるケースがあります。
とくに雨の当たりにくい部分は汚れが洗い流されないため、白錆びが発生しやすいです。
外壁をガルバリウムで仕上げた住宅の多くが軒のないデザインなのは、雨に当たる範囲を増やして、錆びの発生を防ぐ目的もあります。
雨が当たりにくい部分は窯業系のサイディングで仕上げるのも一つの方法です。
断熱材一体型のガルバリウム鋼板を選ぶ
ガルバリウム鋼板自体には断熱性能がないため、断熱材の性能が重要になります。
断熱材一体型のガルバリウム鋼板を選ぶと高い断熱性能を確保でき、結露やカビの発生を防いで、快適な室内環境を維持できます。
建築コストは上がりますが、断熱性能はご家族の健康にとって大切なポイントです。
断熱材の種類や厚みにも注目して選びましょう。
定期的なメンテナンスを行う
ガルバリウムは耐久性に優れていますが、メンテナンスフリーではありません。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、美観と性能を長く保てます。
目安として、年に1〜2回は外壁を点検し、汚れや傷、錆びなどがないかチェックしましょう。
必要に応じて、洗浄や補修も必要です。
施工実績のある信頼できる業者に依頼する
ガルバリウム外壁の仕上がりは、施工する業者の腕に大きく左右されます。
施工実績のある信頼できる業者を選ぶことが重要です。
複数の業者から見積もりを取り、実際の施工事例を確認してください。
アフターフォローや保証内容についても確認し、安心して任せられる業者を選びましょう。
「A-1 home」はおしゃれな外観の住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
ガルバリウム外壁のメンテナンス方法
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ガルバリウム外壁は耐久性に優れていますが、長期的に美しさを保つためにはメンテナンスが欠かせません。
ガルバリウム外壁のメンテナンスは、主に3つに分けられます。
- ・清掃と点検:年に1〜2回
- ・補修:年に1回
- ・塗装:10〜20年に1回
まず、清掃は年に1〜2回行うのが理想的です。
ホースを使って、外壁全体を水洗いします。
汚れがひどい場合は、柔らかいスポンジで優しく撫でるように落としてください。
点検・補修は年に1回程度行います。
目視で外壁全体をチェックし、傷や凹み、錆びなどがないか確認します。
ガルバリウム外壁の塗り替え時期は、製品やお住まいの地域の環境によって異なりますが、10〜20年に1回が目安です。
色褪せが目立ってきたり、外壁を手で触った時に白い粉が付着したりするタイミングが塗り替え時です。
また建物の外壁材の継ぎ目に使用されている、シーリング材の劣化や剥がれにも注意してください。
シーリング材が劣化していると雨水侵入のリスクがあります。
大きな傷などの異常が見つかった場合は、建築業者に相談しましょう。
また立地条件や環境によっては、メンテナンス頻度を増やす必要があります。
たとえば海沿いの物件では、潮風の影響で錆びやすくなるため、こまめなメンテナンスが必要です。
定期的なメンテナンスを行うことで、大きな修繕費用を抑え、ガルバリウム外壁を長持ちさせられます。
茨城で理想のガルバリウムの家を実現するならA-1 homeにお任せください
「A-1home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社です。
ガルバリウム外壁の施工においては、豊富な実績と高い技術力が自慢です。
お客様のイメージに合わせて、デザインのご提案から、最適な材料の選定、美しい仕上がりの施工まで、トータルでサポートいたします。
ガルバリウム外壁の家づくりを検討されている方は、ぜひ「A-1home」にご相談ください。
お客様の理想を形にするお手伝いを、全力で行わせていただきます。