回遊動線で快適な家づくり|実際の間取り事例と失敗しないコツ、メリット・デメリットを解説

回遊動線で快適な家づくり|実際の間取り事例と失敗しないコツ、メリット・デメリットを解説

回遊動線を取り入れた間取りは、家事効率の向上や暮らしやすさの改善が期待できる一方で、収納スペースの減少やプライバシーの確保など、注意すべき点もあります。

そのため、「回遊動線を採用したいけれど、失敗しないか心配」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、回遊動線の基本的な知識から具体的な間取り事例、失敗しないコツまでを詳しく解説します。

ぜひ快適な家づくりの参考にしてください。

 

 

回遊動線とは?

回遊動線のある間取り

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回遊動線とは、家の中を一周できるように設計された動線のことです。

一般住宅では行き止まりになる場所が多いのに対し、回遊動線のある間取りでは、部屋から部屋へとスムーズに移動できます。

具体的には、リビングを中心に、キッチン、寝室、浴室、洗面所などの主要な部屋が互いにつながっており、一筆書きのように家中を移動できる設計が多いです。

 

回遊動線のメリット

回遊動線のある間取りのキッチン

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回遊動線を取り入れた間取りには、生活の質を向上させる複数のメリットがあります。

主なメリットとして、以下の3点が挙げられます。

  • ・家事動線が改善される
  • ・家族間のコミュニケーションが取りやすくなる
  • ・自宅が広く見える

順番に解説します。

 

家事動線が改善される

回遊動線を取り入れると、家事の効率が大幅に向上します。

たとえば、キッチンからクローゼットやランドリールームにつながる回遊動線を設けると、料理をしながら洗濯や掃除が可能です。

これにより、複数の家事を同時進行で行えるため、時間の節約につながります。

また、リモートワークが増えている昨今では、キッチンの近くにワークスペースを設けるのも効果的です。

休憩時間に軽食をとったり、家事の合間に仕事をしたりと、生活と仕事のバランスを取りやすくなります。

 

家事動線に優れた間取りアイデアについて、こちらで詳しく解説しています。

関連コラム:家事動線が良い間取りアイデア11選|動線を考えるときのポイントも紹介

 

家族間のコミュニケーションが取りやすくなる

回遊動線を採用すると通路が増える分、壁が少なくなります。

これによりご家族同士の顔が見えるので、会話が増えやすくなります。

また、リビングで過ごしているご家族の様子を確認しながら、家事ができます。

お子様がリビングで遊んでいるのを見ながら、キッチンで料理ができるので安心です。

 

自宅が広く見える

回遊動線を取り入れることで壁が少なくなり、LDKが広く感じられるようになります。

空間に余裕が生まれ、開放感のある住まいの実現が可能です。

さらに吹き抜けや高窓を設けたり、リビングにスケルトン階段を採用したりすることで、よりいっそう開放感を得られます。

これにより、実際の床面積以上に広々とした印象になります。

 

広い家を実現する方法について、こちらで詳しく解説しています。

関連コラム:広い家に住みたい!実現する5つの方法│広い家はいらない・後悔する?対策も紹介

 

A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。

興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

▶茨城県のハウスメーカー「A-1home」に相談する

 

回遊動線のデメリット

回遊動線のある間取りのLDK

回遊動線を取り入れた間取りには、メリットがある一方でいくつかのデメリットも存在します。

主なデメリットとして、以下の3点が挙げられます。

  • ・収納スペースが減少する
  • ・プライバシーの確保が難しい
  • ・耐力壁が配置しにくい間取りになる

順番に解説します。

 

収納スペースが減少する

回遊動線を取り入れると、通路が多くなる分、収納スペースが減少します。

とくに廊下やランドリールームなど、従来は収納として活用できていたスペースが失われる可能性があります。

このデメリットを解消するためには、回遊動線上にパントリーやファミリークローゼットを設けるなどの工夫が必要です。

また床下収納や可動棚など、スペースを最大限に活用する工夫も重要になってきます。

 

プライバシーの確保が難しい

回遊動線を採用すると、ご家族の動線が交差しやすくなるため、プライバシーを確保しづらくなる場合があります。

とくに脱衣室を回遊動線に含めると、入浴中に他の家族が通過するなど、不快感を覚える原因になりかねません。

この問題を解決するには、脱衣室とランドリールームの間に扉を設けるなど、空間を仕切る工夫が必要です。

また、寝室や書斎などのプライベート空間は回遊動線から少し離れた位置に配置するなど、音が気にならないように間取りの工夫も重要です。

 

耐力壁が配置しにくい間取りになる

回遊動線を取り入れると、壁が少なくなる分、住宅の耐震性を確保するための耐力壁を配置しにくくなります。

耐力壁は住宅の構造上重要な要素であるため、他の場所に設けることが必要です。

このため、回遊動線と耐震性の両立が難しくなり、当初想定していた間取りを実現できない可能性があります。

耐震性を確保しつつ回遊動線を実現するために、住宅会社と相談しながら間取りを検討しましょう。

 

回遊動線を活用したおすすめ間取り事例3選

回遊動線のある間取りのダイニング

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ここでは、回遊動線のメリットを活かした間取り事例を3つ紹介します。

 

プライバシーに配慮した回遊動線の間取り事例

この間取りは、プライバシーと家事効率の両立を実現しています。

プライバシーに配慮した回遊動線の間取り事例

脱衣室とランドリールームを分けることで、ご家族が入浴中でも気兼ねなく洗濯などの家事ができるようになっています。

またキッチンの近くに勝手口を設けることで、買い物後の片付けがスムーズな間取りです。

重い荷物をすぐに収納できるので、家事の負担が軽減されます。

 

コンパクトに回遊動線を採用した間取り事例

こちらは、限られたスペースでも回遊動線を取り入れたい方におすすめの間取り事例です。

コンパクトに回遊動線を採用した間取り事例

ホールにファミリークローゼットを設けることで、コンパクトな間取りながらも快適な回遊動線を実現しています。

また、ファミリークローゼットがご家族共有の空間となることで、コミュニケーションも取りやすくなります。

 

大きなファミリークローゼットで快適な回遊動線の間取り事例

この間取り事例では、大きなファミリークローゼットを中心に回遊動線を設計しました。

大きなファミリークローゼットで快適な回遊動線の間取り事例

 

寝室につながる廊下やランドリールームから、ファミリークローゼットへの動線が確保されています。

とくに、ランドリールームとファミリークローゼットが直結していることで、洗濯物の片付けが非常に楽です。

また、大きなファミリークローゼットは収納スペースの確保にも貢献し、回遊動線によって少なくなりがちな収納問題も解決しています。

 

A-1homeには、今回紹介しきれなかった施工事例が複数ございます。ぜひご覧ください!
▶️施工事例

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回遊動線で失敗しないコツ

回遊動線のある間取りの脱衣室

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回遊動線を取り入れた間取りは、生活の快適性を高める一方で、いくつかの課題も抱えています。

ここでは、回遊動線を採用する際に失敗しないためのコツを4つ紹介します。

 

収納スペースの確保と工夫

回遊動線を取り入れると、壁が少なくなるため収納スペースが不足しがちです。

この問題の解決には、回遊動線上にパントリーやファミリークローゼットを設ける工夫が必要です。

これにより、動線を確保しながら十分な収納スペースを確保できます。

たとえば、キッチンとホールの間にパントリーを設けると、買い出しから帰宅してすぐに片付けられます。

また、寝室とリビングを結ぶ廊下にファミリークローゼットを配置すれば、衣類の収納スペースを確保しつつ、回遊動線としても活用が可能です。

 

プライバシーとのバランス

回遊動線を採用すると、ご家族の動線が交差しやすくなるため、プライバシーの確保が課題となります。

また来客が多いご家庭では、LDKを通らずに寝室から脱衣室に行ける動線を確保するなど、プライベート空間への配慮が必要です。

さらに来客用のトイレを玄関近くに設けておけば、ご家族と動線を分けられるのでおすすめです。

 

事前に家具の配置を決めておく

回遊動線を採用すると壁が少なくなるため、家具の配置に困る可能性があります。

そのため、間取りを決める段階で、家具の配置まで考慮しておくことが重要です。

とくに、テレビボードや大型のソファなど置き場所が限られる家具について、事前にシミュレーションしておくと入居後に困りません。

 

水回りを近づける

回遊動線の効果を最大限に活かすには、水回りを近づけた間取りにするのがポイントです。

キッチン、洗面所、トイレなどの水回りを集約することで、家事の時短だけでなく、配管が短くなることで詰まりにくくなる効果も期待できます。

また、洗面所は廊下に設けたり、ランドリールームと共有にしたりとライフスタイルに応じて、さまざまな間取りが可能です。

 

暮らしに合わせた洗面所の間取りについては、こちらで詳しく解説しています。

関連コラム:暮らしに合った洗面所の考え方|間取り・広さ・動線のアイデアを解説

 

茨城で天井の梁がおしゃれなリビングを実現するならA-1 homeにお任せください

回遊動線のある間取りのリビング

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回遊動線を取り入れた間取りは、家事効率の向上や家族間のコミュニケーション促進など、多くのメリットがあります。

しかし、その設計には専門的な知識と経験が必要です。

A-1home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社で、回遊動線を活かした間取り設計に強みがあります。

お客様との綿密な打ち合わせを通じて、理想の回遊動線を実現します。

ぜひ「A-1home」にお気軽にご相談ください。

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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