リビング階段は寒いのか｜ 高気密高断熱で快適な家づくり

リビング階段は開放感やご家族の自然なコミュニケーションを促す魅力的なプランですが、寒さが気になるという声も多く聞かれます。

しかし、工夫によってリビング階段の寒さは対策可能です。

むしろ、快適で暖かい空間を作り出せます。

本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、リビング階段が寒くなる原因を解明し、高気密高断熱設計による効果的な対策方法を詳しく解説します。

さらに、リビング階段のメリット・デメリットもご紹介するので、リビング階段を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。

 

 

リビング階段が寒い原因とは？

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まず、リビング階段が寒くなる主な原因を3つ紹介します。

• ・気密性が低い
• ・暖かい空気が窓に触れて冷やされる
• ・2階から冷気が降りてくる

順番に解説します。

 

気密性が低い

リビング階段が寒くなる大きな原因は、気密性の低さです。

気密性とは、一言でいうと「屋内と屋外の空気の出入りを防ぐ性能」です。

気密性が低いと、以下の問題が発生します。

• ・外気が室内に入り込み、室温が下がる
• ・暖房効率が悪くなり、光熱費が増える
• ・結露やカビが発生しやすい

とくに階段周りは気密性が低くなりがちな場所です。

リビング階段はリビングや他の部屋とつながっているため、ドアで仕切られていない場合が多く、空気が自由に流れるため気密性が低くなります。

 

暖かい空気が窓に触れて冷やされる

リビング階段の近くに窓がある場合「コールドドラフト現象」が起こりやすくなります。

コールドドラフト現象とは、暖かい空気が冷たい窓に触れて冷やされ、床に降りてくる現象のことです。

コールドドラフト現象が起こると以下の影響があります。

• ・床付近の温度が下がり、足元が冷える
• ・足元の冷えが続くと血流が悪くなり健康に悪影響を及ぼす可能性がある

リビング階段は吹き抜け構造であることが多いため、コールドドラフト現象の影響をより受けやすくなります。

大きな窓がある場合は、とくに注意が必要です。

 

2階から冷気が降りてくる

リビング階段は構造上、2階からの冷気が流れやすいです。

暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質があります。

冷気が降りてくることで、リビング階段では以下の現象が起こります。

1. 1. 1階の暖かい空気が2階に上昇
2. 2. 2階の冷たい空気が1階に下降
3. 3. 階段を通じて空気の循環が起こり、1階の温度が下がる

とくに2階の部屋の使用頻度が低い場合や、2階の暖房を控えめにしている場合は、上階から冷気が降りやすくなります。

以上の3つの原因により、リビング階段は寒くなりがちです。

しかし適切に対策すれば、リビング階段の魅力を活かしつつ、快適な室内環境を実現できます。

次の章では、具体的な寒さ対策について詳しく解説していきます。

 

 

リビング階段の寒さ対策

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リビング階段の寒さを解消するための対策方法は以下の3つです。

• ・断熱性・気密性を高める
• ・室内の空気を循環させる
• ・リビングと階段を仕切る

順番に解説します。

 

断熱性・気密性を高める

リビング階段の寒さ対策として重要なのが、断熱性と気密性を高めることです。

高気密高断熱仕様の住宅は外気の侵入を防ぎ、室内の暖かさを保ちます。

具体的な方法として、以下の5つがあります。

施工方法	具体的な対策
1.断熱窓の採用	・複層ガラス ・樹脂サッシ
2. 断熱材の施工	・壁：グラスウール、ウレタンフォーム ・天井：吹き抜け部分の断熱 ・床：床下断熱
3. 気密性の向上	・気密シートや気密テープの使用 ・断熱材をすきまなく施工
4. 計画換気システムの導入	・24時間換気システム ・熱交換換気システム
5. 施工の品質管理	・施工前の詳細計画 ・施工中のチェック ・施工後の検査

 

上記の対策により、リビング階段周辺の断熱性・気密性が向上し、室内を暖かく保てます。

 

高気密高断熱住宅のメリット・デメリットについて、以下で解説しています。

関連コラム：高気密高断熱住宅で失敗しない｜メリット・デメリットや特徴、注意点を解説

 

室内の空気を循環させる

断熱性・気密性を高めた後は、室内の空気を効果的に循環させることが大切です。

空気を循環させるには、以下の2つの方法が効果的です。

方法	特徴
サーキュレーターの活用	・床付近の冷たい空気を上部に送り、暖かい空気を下に循環させる ・部屋の隅々まで空気を行き渡らせ、温度ムラを解消する
シーリングファンの利用	・天井に取り付けて、上昇した暖気を下方に送る ・夏は逆回転させることで涼しさも得られ、一年中活用できる

 

空気を循環させることで、以下のメリットがあります。

• ・温度ムラの解消
• ・暖房効率の向上
• ・カビや結露の予防

とくに高気密住宅では、湿気がこもりやすくカビや結露が発生しやすい傾向にあります。

空気を循環させることで、カビや結露も予防できます。

 

リビングと階段を仕切る

開放的なリビング階段の良さを活かしつつ、寒さを対策する方法として、リビングと階段を仕切る方法があります。

以下の2つの方法が効果的です。

方法	特徴
間仕切りドアや引き戸の設置	・ガラス製の引き戸を採用すると、開放感を保ちつつ空間を仕切れる ・パネルドアを採用するとプライバシーも確保できる
ロールスクリーンや断熱カーテンの利用	・ロールスクリーンは、必要な時だけ下ろして使用できる手軽さが魅力 ・断熱カーテンは厚手の生地で作られており、高い断熱効果がある

 

ただし、仕切ってしまうとリビング階段の開放感が失われてしまうため、生活シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。

以上の2つの対策を組み合わせることで、リビング階段の寒さを軽減できます。

 

リビング階段とは？メリットとデメリットを解説

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高気密高断熱仕様にするなどの対策をしないと、後悔する可能性がある一方で、リビング階段には魅力的なメリットもあります。

リビング階段のメリットとデメリットを順番に解説します。

 

リビング階段のメリット

リビング階段のメリットは主に、以下の3つのです。

メリット	詳細
ご家族のコミュニケーションが増える	・2階から1階への移動時に自然とご家族との接点が増える ・吹き抜けにより上下階で声を掛け合いやすい
開放感と広さを演出する	・吹き抜けにより天井が高く、圧迫感のない空間になる ・自然光が2階から1階まで届き、明るく開放的な雰囲気になる ・視線が上下に抜け、実際の面積以上に広く感じられる
廊下やホールが不要になりリビングが広くなる	・階段や廊下の面積をリビングに取り込め、広々としたLDKを実現できる ・無駄なスペースが減り、限られた面積を有効活用できる ・コンパクトな住宅でも、ゆとりのある暮らしが可能になる

 

リビング階段はご家族の絆を深め、空間を有効活用しながら開放感のある暮らしを実現できます。

 

おしゃれなリビング階段を作るコツについて、以下で解説しています。

関連コラム：かっこいい&おしゃれなリビング階段のメリットとデザインのポイント

 

リビング階段のデメリット

一方で、リビング階段には以下のような3つのデメリットも存在します。

デメリット	詳細
冷暖房効率が悪くなる	・階段を通じて温度差が生まれ、暖かい空気が2階へ逃げやすい ・冬場は1階が寒く、夏場は2階が暑くなりやすい傾向がある ・結果として、光熱費の増加につながる可能性がある
音やにおいが伝わりやすい	・テレビの音やご家族の会話が2階の部屋まで届きやすい ・キッチンでの調理のにおいが2階の部屋まで広がりやすい ・生活音が気になり、快適に過ごせない可能性がある
プライバシーの確保が難しい	・2階の様子が1階から見えやすく、プライバシーを保ちにくい ・来客時に2階へ上がる際、リビングを通る必要があり不便

 

しかし、高気密高断熱の仕様にしたり換気性能やドアの仕様を変更したりすることで、デメリットは解決できます。

ご家族の生活スタイルや優先順位を考慮することで、リビング階段の魅力を活かした快適な住まいを実現してください。

 

 

茨城で快適なリビング階段のある注文住宅を実現するならA-1 homeにお任せください

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リビング階段の設計や寒さ対策には、専門的な知識と経験が必要です。

「A-1home」は、茨城県を中心に高品質な注文住宅を提供している建築会社です。

お客様一人ひとりのニーズやライフスタイルに合わせて、快適で暖かいリビング階段のある住まいづくりをサポートいたします。

環境にやさしく、快適な住まいづくりをお考えの方は、ぜひ「A-1home」にご相談ください。

豊富な経験と高い技術力で、お客様の理想の住まいを実現いたします。