平屋の片流れ屋根の事例集|メリット・デメリットや注意すべきポイントも解説
平屋の外観に、スタイリッシュな印象の片流れ屋根を検討されている方も多いのではないでしょうか。
おしゃれでモダンな印象を与え、機能性にも優れている一方で、のちのち後悔しないために意識しておきたいポイントもあります。
本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、平屋の片流れ屋根の魅力や施工事例、メリット・デメリット、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
おしゃれな住まいを実現しつつ、長く快適に暮らすためのポイントをお伝えするので、理想の平屋を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
片流れ屋根とは
▶️鹿嶋市の平屋|家族とペットと暮らす勾配天井の開放感あふれる平屋
近年、平屋の外観デザインとして注目を集めているのが「片流れ屋根」です。
片流れ屋根とは、一方向に傾斜した単純な形状の屋根のことを指します。
切妻屋根や寄棟屋根と異なり、片側が高くなっているのが特徴です。
2017年時点では、戸建て住宅の片流れ屋根の割合が約30%であるのに対し、2023年には約40%となっていて、人気は年々上昇しています。
平屋は2階建てに比べて屋根の面積が大きいので、片流れ屋根を採用すると迫力のある外観になります。
平屋の外観をおしゃれにする片流れ屋根の施工事例7選
片流れ屋根の魅力を引き出した、おしゃれな施工事例を7つご紹介します。
ぜひ平屋の外観づくりの参考にしてください。
太陽光ソーラーと蓄電池を備えた平屋
ソーラーパネルと蓄電池を搭載した平屋の事例です。
▶️笠間市の平屋|太陽光ソーラーと蓄電池を備えた無垢材の平屋
日々の電気代を削減するだけでなく、災害時も蓄電池があるので数日分の電力を確保できます。
片流れ屋根の傾斜を利用して効率よく太陽光パネルを設置することで、美しい外観と高い発電効率を両立しています。
昨今の電気代高騰対策としても注目の設計です。
グレーのタイル貼りの外観がおしゃれな平屋
この4LDKの平屋は、洗練されたモダンな外観が特徴です。
▶️水戸市の平屋|「家事ラク動線+大空間リビング」おうちカフェが楽しめる4LDK平屋
グレーのタイル調サイディングで仕上げた外観に、玄関や庇の軒天に木目を採用し、温かみのあるアクセントを追加しています。
片流れ屋根との相性も抜群で、スタイリッシュな印象を与えます。
質感にこだわったガルバリウムの仕上げの平屋
素材の質感を活かした外観デザインが魅力の平屋です。
▶️行方市の平屋|無垢材とスタイリッシュなコーディネイトが光る平屋
外壁の一部とウッドデッキに無垢材を採用し、温かみのある質感を実現しています。
また、グリーンのガルバリウム鋼板を外壁に使用し、メンテナンス性にも配慮しました。
片流れ屋根との組み合わせで、モダンでありながら自然に溶け込む外観に仕上がっています。
ネイビーと木目の組み合わせが素敵な平屋
この平屋は、二つの片流れ屋根をあわせた形状により立体感のあるデザインが特徴です。
▶️行方市の平屋|スタイリッシュなかっこよさとフレキシブルな間取りを兼ね備えた平屋
ネイビーの外壁と木目調の軒天のコントラストでおしゃれな印象を与えています。
また窓サッシ、雨樋、コンセントなどの細部をブラックで統一し、スッキリとした印象を演出しました。
色使いにこだわることで、個性的でありながら洗練された外観デザインを実現しています。
アイボリーで明るい印象に仕上げた平屋
この平屋は、明るく開放的な外観が特徴です。
アイボリーの外壁と片流れ屋根との組み合わせで広がりのある外観に仕上げました。
また軒を設けることで、雨天時も濡れにくい玄関を実現しています。
木目のサイディングでアクセントを効かせた平屋
この平屋は、縦に長い住宅と片流れ屋根の組み合わせにより、シンプルな印象に仕上げた事例です。
▶️潮来市の平屋|「自分の時間も大切に」32坪で5LDKを叶えた平屋
また、外壁を部分的に木目調サイディングで仕上げ、アクセントとして活用しています。
木目調サイディングの採用により、コストを抑えつつも個性的な外観デザインを実現しました。
ブラックの外観でシンプルな外観にまとめた平屋
この平屋は、ブラックで統一したクールでモダンな外観が特徴です。
片流れ屋根の傾斜を活かし、スタイリッシュな印象を演出しています。
住宅の裏側にウッドデッキとサンルームを設置し、コンパクトながら開放的な空間を設けました。
シンプルな色使いと片流れ屋根のラインを活かすことで、都会的でスタイリッシュな外観を実現しています。
A-1homeには、今回紹介しきれなかった施工事例が複数ございます。ぜひごらんください!
▶️施工事例
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
平屋を片流れ屋根にするメリット
平屋に片流れ屋根を採用することで、主に以下のメリットが生まれます。
・建築費用を削減できる
・外観がおしゃれになる
・ロフトを設置しやすい
・太陽光パネルを設置しやすい
順番にご紹介します。
建築費用を削減できる
片流れ屋根は、一見すると一般的な屋根より高そうに思われがちですが、じつはコストが安いのが特徴です。
一般的な切妻屋根と比較すると、施工が簡単で、工期の短縮や建築費用を削減できます。
外観がおしゃれになる
片流れ屋根はシンプルでスタイリッシュな印象を与え、直線的なデザインにより、現代の住宅デザインと合わせやすい形状です。
とくに平屋の場合、屋根の存在感が大きいため、片流れ屋根の採用により印象的な外観を作り出せます。
近年は、片流れ屋根と大きな窓を組み合わせた開放的な外観が人気を集めています。
片流れ屋根以外の屋根形状や素材の選び方については以下で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連コラム:平屋におしゃれな屋根の形状と素材の選び方【豊富な実例つき】
ロフトを設置しやすい
片流れ屋根の傾斜によって生まれる屋根裏スペースを、収納や趣味の部屋として活用できるのもメリットです。
平屋はすべての居住空間を1階に配置するため、2階建てに比べて収納スペースを確保しにくくなります。
そのため、ロフトを収納スペースとして活用するのがおすすめです。
ロフトは収納としてだけでなく、お子様の遊び場や書斎としても活用でき、限られた平屋の空間を有効活用できます。
平屋と2階建てのメリット・デメリットについては以下で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連コラム:二階建てと平屋どちらが良いのか|9つの比較ポイントや迷ったときの決め方を解説
太陽光パネルを設置しやすい
片流れ屋根は、広い屋根面に効率よく太陽光パネルを設置できるのも特徴です。
とくに南向きの屋根に設置すると、高い発電効率が得られます。
しかし発電効率を最大化するためには、屋根の向きだけでなく、勾配や地域の特性も考慮する必要があります。
太陽光パネルの設置を検討する場合は、住宅への太陽光パネル設置実績のある業者への依頼がおすすめです。
経験豊富な業者であれば、ご家庭の電力使用量や地域の気候条件などを考慮して、最適なシステムを提案してくれます。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
平屋を片流れ屋根にするデメリット
平屋に片流れ屋根を採用することで、モダンでおしゃれな外観を実現できる一方で、事前に知っておきたいデメリットもあります。
ここでは、片流れ屋根のデメリットとその対策について解説します。
雨漏り対策が必要
片流れ屋根は、雨漏りのリスクが高くなる点に注意が必要です。
雨の風向きによっては屋根の頂上部分(棟部)に雨水が集中しやすく、建物内部に浸入する可能性が高くなります。
また、屋根と外壁の取り合い部分からも雨水が侵入しやすくなります。
対策
- ・高性能な透湿防水シートと軒先水切りを採用する
- ・定期的に点検や塗装などのメンテナンスをする
外壁の劣化が早まる可能性
片流れ屋根の軒の出を短くした場合は外壁に雨や紫外線が当たりやすく、劣化が早まる傾向があります。
対策
- ・軒を深くし、外壁への雨水の付着や紫外線による劣化を防ぐ
- ・耐久性の高いガルバリウム鋼板などの外壁材を採用して、メンテナンス頻度を抑える
雨樋の負担が大きい
片流れ屋根では、一つの雨樋で雨水を受け止めるため、他の屋根形状に比べ負担が大きくなります。
屋根に乗った落ち葉やゴミが雨樋に溜まりやすく、詰まりのリスクが高くなったり劣化が早まったりする可能性があります。
また、屋根が北側に向かって傾斜している場合、日が当たりにくく雨樋にコケが生えやすくなる点にも注意が必要です。
対策
- ・定期的に点検し、雨樋に割れがないか確認する
- ・秋や台風が過ぎ去った後に落ち葉やゴミを掃除する
雪が一箇所に集中して落ちる
片流れ屋根では、屋根に積もった雪が一方向にのみ滑り落ちるため、特定の場所に大量の雪が集中して落下します。
雪の重みで軒や雨樋が破損する可能性もあるため、積雪のある地域ではとくに注意が必要です。
対策
- ・落雪スペースの確保や屋根に雪止めの設置を検討する
- ・屋根の向きや勾配を工夫し、隣家や通路に迷惑がかからないよう配慮する
片流れ屋根の平屋を検討される際は、これらの点に注意しつつ、専門家のアドバイスを受けながら計画を進めることをおすすめします。
「A-1 home」茨城の気候特性を熟知した専門スタッフが、お客様の理想の住まいづくりをサポートいたします。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
平屋を片流れ屋根にするときのポイント
▶️行方市の平屋|ホワイトカラーメインの生涯暮らしやすい平屋
平屋に片流れ屋根を採用する際には、押さえておきたい4つのポイントがあります。
・雨漏り対策
・屋根の勾配
・軒の深さ
・屋根の向きや窓の配置
順番に解説します。
雨漏り対策
片流れ屋根の課題は比較的雨漏りしやすい点です。
年間を通じて比較的降水量が多い日本では、とくに注意が必要です。
破風や野地板など壁面との接合部の防水処理に細心の注意を払う必要があります。
片流れ屋根の実績が豊富な業者への依頼がおすすめです。
屋根の勾配
屋根の勾配は、外観の印象だけでなく機能性にも大きく影響します。
勾配が急なほど屋根裏空間が広くなりますが、風を受ける面積が大きくなるため、より台風の風など強い力を受けやすくなります。
一般的に2.0寸〜3.5寸勾配が適しているとされていますが、地域の気候条件によって調整が必要です。
軒の深さ
軒の深さは、外壁の保護と室内の快適性に関わります。
軒が深いと、外壁に雨水や紫外線が当たりにくくなり、きれいな状態を長く保てます。
また、雨の日でも窓を開けられるため、自然換気がしやすくなるのも特徴です。
屋根の向きや窓の配置
屋根の向きと窓の配置は、室内環境の快適度を左右するポイントです。
屋根を北側に向かって勾配をつけると、太陽の日差しを取り入れやすくなります。
また、屋根の高い側に窓を設けると、採光と通風を効果的に確保できます。
「A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。
興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
茨城で片流れ屋根の平屋を建てるならA-1 homeにお任せください
「A-1 home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社です。
平屋における片流れ屋根の設計・施工に豊富な経験を持ち、お客様のライフスタイルやご要望に合わせて最適なプランを提案することが得意です。
雨漏り対策や外壁の保護、効果的な太陽光パネルの設置など、細部にまでこだわって提案いたします。
理想の片流れ屋根のある平屋を実現するなら、ぜひ「A-1 home」にご相談ください。
お客様の夢を形にする最適な住まいづくりを、豊富な経験と確かな技術でお手伝いいたします。