勾配天井リビングの間取り方法|照明や吹き抜け高さをチェック

勾配天井リビングの間取り方法|照明や吹き抜け高さをチェック

勾配天井のあるリビングは、開放的でおしゃれなデザインのため人気があります。

しかし「上手な間取り計画が分からない…」「照明が暗そうで不安」という声も多いです。

そこで本記事では、茨城県のハウスメーカー「A-1 home」が、勾配天井リビングの間取り方法や、照明計画のポイント等を詳しく解説します。

デザイン性や空間活用のアイデアから、実際の施工時の注意点まで幅広く取り上げていますので、勾配天井リビングを検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。

 

 

勾配天井リビングのメリット

無垢材で仕上げた勾配天井

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ここではまず、勾配天井リビングのメリットをご紹介します。

おしゃれで開放的なデザイン

勾配天井のリビングは一般的な天井に比べて高さがあり、視覚的な広がりを演出できるのが大きな魅力です。

天井の形状によっては吹き抜けのような開放感を生み出し、空間全体がダイナミックで洗練された印象になります。

場合によっては梁を見せるデザインにすることで、木の温かみを感じられるナチュラルテイストにできるのもメリットです。

採光・通風を確保しやすい

勾配天井の形状を活かして高い位置に窓を設置すれば、室内にたっぷりと自然光を取り込むことができます。

特に南向きや東向きの高窓を設けると採光を確保しやすくなり、照明の使用頻度を減らすことで省エネにも貢献します。

必要に応じてシーリングファンを併用すれば、より効果的に空気の流れをコントロールできるのもメリットです。

勾配天井リビングの計画方法①天井の高さ

吹き抜けの窓で明るい勾配天井

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ここでは、実際に勾配天井リビングを計画する際の「天井の高さ」についてご紹介します。

吹き抜けリビング(5~6m程度)

吹き抜けリビングは1~2階を総吹き抜けにするスタイルで、天井高が5~6m程度になります。

視線が上に抜けることで広々とした空間を演出でき、開放的で伸びやかな雰囲気が生まれます。

 

一方で容積が大きいことから冬場は暖房効率が低下しやすく、冷暖房費がかさむ可能性があるため注意しましょう。

可能であれば床暖房の導入など、空調計画をしっかり検討する必要があります。

また高所の掃除や照明交換が難しくなるため、メンテナンス性を考慮した設計が求められます。

デザイン性と実用性のバランスを取ることで、より快適な吹き抜けリビングを実現しましょう。

2階リビング・平屋(3m程度)

2階リビングや平屋では、天井材を張らないことで天井高3m程度の勾配天井が実現します。

通常の天井よりも開放感がありながら、空調効率やメンテナンス性も確保しやすいのがメリットです。

また2階リビングの場合、周囲の建物の影響を受けにくいため、大きな窓を設けてもプライバシーを確保しやすくなります。

平屋では、梁を見せるデザインや間接照明を活用すると洗練された空間を演出できます。

天井高3m程度であれば冷暖房の効率も比較的良好で、実用性とデザイン性のバランスが取れた快適なリビング空間を実現できます。

勾配天井リビングの計画方法②間取り

クロス巻きで仕上げた勾配天井

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ここでは、実際に勾配天井リビングを計画する際の「間取り」についてご紹介します。

リビングのみ

勾配天井をリビングのみに採用する場合、リビング空間が広がることで視線が上に抜け、実際の床面積以上に広く感じられるのが魅力です。

特にコンパクトな住宅や狭小地では、勾配天井を活かして空間を広く見せる効果が期待できます。

また天井の高低差を活用して照明や装飾のアクセントを加えたり、シーリングファンを設置して空調効率を向上させたりすることも可能です。

 

ただし他の部屋との温度差を考慮し、冷暖房効率を確保する工夫が必要です。

高窓や換気窓を取り入れれば、採光や通風を確保しながら快適な空間を作ることができます。

リビング+ダイニング

リビングとダイニングを一体化した勾配天井の間取りでは、開放感と一体感がさらに強調されることで広々とした空間が魅力になります。

食事をするダイニングスペースも天井が高くなることで、圧迫感がなく快適に過ごせるのがメリットです。

また天井の高さを活かしてペンダントライトや間接照明を組み合わせれば、リビングとダイニングをゆるやかにゾーニングし、視覚的なメリハリを付けられます。

ただし音が響きやすくなるため、吸音性のある素材を取り入れる等の工夫が必要になる場合があります。

 

A-1homeには、勾配天井の施工事例が複数ございます。ぜひごらんください!
▶️施工事例

A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。

興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

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勾配天井リビングの計画方法③照明の種類

勾配天井とは

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ここでは、実際に勾配天井リビングを計画する際の「照明の種類」についてご紹介します。

ダウンライト

ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明で、スッキリとしたデザインを維持しながら明るさを確保できるのが特徴です。

特に天井の勾配に沿って複数配置することで陰影のバランスを調整し、部屋全体を明るく照らせます。

 

ただし高天井の場合は光が広がりにくくなるため、必要に応じてスポットライト等を組み合わせるのがおすすめです。

また穴あけが必要なことから施工時に配置を決める必要があり、後から変更しづらい点にも注意しましょう。

間接照明

間接照明は、天井の高低差や梁の裏側などに光を当ててやわらかい雰囲気を演出できる照明方法です。

直接的な光源が見えないため、目に優しく落ち着いた空間を作るのに最適です。

特にリラックスしたいリビングでは、温かみのある電球色のLEDを使うと効果的です。

 

ただし間接照明だけでは明るさが不足することもあるため、補助照明との組み合わせを考慮する必要があります。

また設置後の調整や変更は難しいので、事前に光の反射や配線計画をしっかり行うことが重要です。

スポットライト(ダクトレール)

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スポットライト光の向きを自由に調整できるため、勾配天井の形状を活かした照明計画が可能です。

具体的にはリビングの一角にアクセントをつけたい場合や、壁面アートやインテリアを照らしたい場合に最適です。

またダクトレールタイプにしておけば、複数の照明を設置できるため後から明るさの調整や照明の追加がしやすいのもメリットです。

ただしスポットライトの配置によっては光が一点に集中しすぎて眩しく感じることがあるので、照射範囲や角度に注意して設計する必要があります。

ペンダントライト

ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプの照明で、勾配天井の高さを活かしたデザイン性の高い演出が可能です。

特にダイニングテーブルの上やリビングのくつろぎスペースに設置すると、空間のアクセントになります。

デザインの種類が豊富なため、インテリアのテイストに合わせて選べるのも魅力です。

 

ただし高すぎる位置に設置すると光が広がりにくく、逆に低すぎると圧迫感が出るため、高さのバランスを考慮しましょう。

またダイニングテーブル上に梁が出る構造の場合、梁にペンダントライトを設置することも多いです。

梁見せ天井を検討されている場合は、下記の記事もご覧ください。

関連コラム:天井の梁を見せるメリットとデメリットを徹底比較|おしゃれな実例や照明のアイデアも紹介

勾配天井リビングの注意点

勾配天井リビングの注意点

勾配天井リビングにはメリットが多いですが、いくつかの注意点もあります。

新築計画の早い段階から意識することで、失敗を防ぎましょう。

部屋の向きに注意

勾配天井リビングを計画する際は、部屋の向きによって採光や断熱性能が大きく変わるため、慎重に検討する必要があります。

具体的には南向きのリビングでは自然光をたっぷり取り入れられますが、夏場は直射日光が入りすぎて室温が上昇しやすくなるのがデメリットです。

そのため、庇(ひさし)や遮熱ガラス、ブラインドなどの対策が必要です。

一方で北向きの場合は一日を通して安定した光を確保しやすいものの、十分な明るさを得るには窓の配置を工夫する必要があります。

勾配天井ならではの採光のメリットを活かすためにも、方角に応じた窓の設計が重要になります。

建設費用が高くなる場合も

勾配天井は、天井が高くなることで必要な内装材が増えたり、強度を確保するための補強が必要になったりするため建設費用が高くなりがちです。

また梁を見せるデザインにすると、無垢材や化粧梁などの材料費が追加でかかることがあります。

加えて照明や空調設備の設置に工夫が必要となり、場合によっては特注の照明器具やシーリングファンなどの追加費用が発生することもあります。

事前に予算をしっかりと立て、コストバランスを考慮しながら計画することが大切です。

空調の効き・音の反響に配慮する

勾配天井のリビングは開放感が魅力ですが、その反面、冷暖房の効率が低下しやすい点に注意が必要です。

特に冬場は暖気が上にたまりやすく、足元が寒くなりがちです。

そのため床暖房を併用したり、シーリングファンを設置して空気を循環させたりすると快適に過ごせます。

 

そして天井が高いことで音が反響しやすくなり、生活音が気になることもあります。

特に硬い床材や壁材を使用すると音が響きやすくなるため、カーペットや吸音材を取り入れる等の工夫を行いましょう。

 

A-1 home」はおしゃれな間取りの住宅の様々なプランを提案可能です。

興味をお持ちいただいた方、または何かご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

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A-1 home」は、茨城県を中心に注文住宅を手がける建築会社です。

勾配天井リビングの設計・施工に豊富な経験を持ち、お客様のライフスタイルやご要望に合わせて最適なプランを提案いたします。

理想の勾配天井のある住宅を実現するなら、ぜひ「A-1 home」にご相談ください。

お客様の夢を形にする最適な住まいづくりを、豊富な経験と確かな技術でお手伝いいたします。

監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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