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パントリーは後悔する?新築住宅のキッチン収納計画

パントリーは後悔する?新築住宅のキッチン収納計画

新築住宅の間取りプランを作成する際に、キッチンにパントリーを設けたいと希望する人は少なくありません。既に住宅が完成した人の中には、パントリーがあって良かったと感じている人と、せっかく造ったけれど使い勝手が悪い…と後悔する人がいます。

その理由には奥行きの深さや間口などサイズの問題と動線にあっていないという問題が挙げられます。

キッチンでの作業がしやすくなり、キッチンを常に清潔にすっきりしておけるパントリーの造り方について考えていきましょう。

パントリーのタイプによって必要な奥行きや幅が変わる

パントリーに限らず、収納スペースすべてに関して注意しなくてはならないポイントの一つは、収納する物のサイズと量に合わせて奥行きや内部の棚の高さを決めるということです。

そこで始めに考えたいことは、どのようなタイプのパントリーにしたいかということです。

ウォークインタイプのパントリー

ウォークインタイプのパントリー

四街道市の二階建て|ログハウス風コンパクトハウス
ユーティリティスペースとしても使えるパントリーのある間取り

冷蔵庫などの調理家電も買い置きの食料品もキッチンに必要なものはすべて収納したいという場合には、広めのウォークインパントリーが向いています。

ウォークインタイプのパントリーは、収納する物にあった内部の棚の造り方と冷蔵庫の開閉のしやすさを確保すれば、収納力が高いので、キッチンの整理整頓に役立ちます。

ウォークインタイプのパントリーを造る場合に気を付けたいことは、採光と換気、パントリー内の室温です。

食料品の管理という面から考えると、陽射しが入らない方が好ましいとも考えられます。

ただし、北向きの窓やハイサイドライトなど、強い陽射しが入らない窓が設けられる状況であれば、強い陽射しは避けながら明かりがとれます。

パントリーは長時間を過ごす場所ではありませんが、毎日複数回出入りする場所なので、日中は照明を点けなくても利用できる程度の明るさが得られれば、電気代の節約にも繋がります。

加えて家全体の間取りから考えて、北向きの場所にパントリーを設置できると、食料品の管理という面から考えて、理想的なパントリー内の環境が調います。

南向きだと、夏は壁を通して熱が侵入し、パントリー内の温度を上昇させるからです。

ウォークインタイプの場合は出入り口を閉じるので、換気についての注意も必要です。

せっかく北向きに設置できても、冬はパントリー内の温度が低くなり、結露が発生してしまうと、清潔さを保てなくなってしまうからです。また、内装に調湿性のある無垢材や珪藻土を使うことも、パントリー内の環境を向上させることに有効です。

参考サイト DAIKIN 上手な換気の方法~住宅編~

ウォークスルータイプのパントリー

土間キッチン

富津市の二階建て|土間キッチンのある家
パントリーを兼ねた使い方もできる勝手口のある土間キッチン

勝手口を設ける間取りでは、勝手口とキッチンの間をウォークスルーパントリーにするという方法も考えられます。買い出ししてきた食料品を、玄関を通らずにキッチンに搬入できる、家の中で最も多く出るごみが出る場所であるキッチンから、玄関を通らずに直接ゴミを搬出できるなどの便利さがあります。

勝手口と繋がる部分を土間収納にすると、より使い方の範囲が拡がり、家庭菜園で収穫した泥付き野菜を仮置きする、新聞紙やプラごみの保管場所にするなどの使い方もできます。

その他に、家事動線を向上させるという視点から、洗面所とキッチンを繋ぐ位置にパントリーを設ける間取りも考えられます。

ただし、この場合には、洗濯乾燥機も置きたいなど、パントリーの用途を広げてしまうと、パントリー本来の役目が果たしにくくなることがあります。

乾燥機の使用時にパントリー内の室温が上昇するので、リンゴやジャガイモ、玉ねぎなどの常温野菜や果物をパントリーに収納したい場合には、向いていないかもしれません。このような場合には、パントリーはキッチン内に造り、洗面所とキッチンの間には、ウォークスルーのランドリールームにする方が使い勝手が向上するでしょう。

 新築住宅の間取りを計画する際、ランドリールームを設ける、または洗面所を広くするなどを検討される場合、どの程度に広さにしたらよいのか迷われることがあるのではないでしょうか?家全体の床面積とのバランスに配慮しながら、使いやすいランドリールームのある間取りにするポイントを考えていきましょう。

コラム ランドリールームの広さはどのくらい?洗面所と繋げる間取り?

壁付タイプのパントリー

引き戸のパントリー

行方市の平屋|解放感のあるリビングとアイランドキッチン
引き戸の浅いパントリーがある間取り

キッチン内の壁に沿ってパントリーを設ける方法です。

引き戸にすると、調理中には引き戸を開放して物を出し入れしやすい状態にし、食事中には引き戸を閉じて生活感のあるものを隠すというような使い方ができます。来客時、リビングからの視線が気になるというような間取りでも、常にすっきりしたキッチンにできるので安心です。

建築事例

パントリーの奥行きや幅の決め方

家族の人数によって冷蔵庫のサイズも買い置きする食料品の量も、食器や調理器具の数も変わってきます。加えて、冷倉庫も置く場合には、冷蔵庫の開閉のしやすさと、造作棚の使いやすさを考え、パントリー内の配置を決めることが大切です。

ウォークインタイプ、ウォークスルータイプの奥行と幅

ウォークインタイプ、ウォークスルータイプは、冷蔵庫や棚の幅に加えて、通行の幅が必要です。

両手にいっぱいの食料品を抱えていても、スムーズに通行できるように、80センチ程度確保しましょう。80センチというのは、一人で調理する場合のキッチン通路の幅と同じです。それだけの幅があれば、冷蔵庫や収納の扉の開閉や、引き出しの出し入れが楽にできます。

参考サイト キッチンの通路幅の目安はどれくらい?よくある悩みと幅の決め方

 自然に室内が片づく家、常にすっきりしているという家にしたい…それは、誰もが持つ想いです。ただし、その想いを反映して、収納を造りすぎてしまうという失敗もあります。パントリー以外も無駄のない収納、活かせる収納を造る為のポイントを考えていきましょう。

コラム 注文住宅の間取りで大切な要素の一つは「無駄のない活かせる収納」

パントリーで後悔しないポイントは造作棚のサイズと扉の有無

玄関からの動線があるパントリー

つくば市の二階建て|アイランドキッチンのあるログハウス風住宅
玄関から直行できるウォークインタイプのパントリーのある間取り

ウォークインタイプのパントリーの内部に設ける造作棚であっても、壁付のパントリーであっても、奥行きと幅、扉、引き出し、扉無しなど開閉方法の違いによって、同じ面積のパントリーでも、収納量と使い勝手が変わります。

パントリーの内部に設ける造作棚の奥行きと幅

パントリーに収納したい物のサイズと量をリストアップしましょう。

食器、調理器具、調理家電、常温野菜を入れるバスケットや木箱、お米やパスタを入れるケースなど、新居でも使用する予定の物のサイズと、新しく購入する予定の物のサイズを全て測ります。

おおよそこのくらい…というサイズで棚のサイズを決めてしまうと、少しだけ余ってデッドスペースができたり、反対に入らなかったりということになりかねません。

特に食料品には、消費期限があります。奥行きが深く、奥と手前に並べてしまうと調理中は忙しいのでつい手前の物から使ってしまい、奥の物が消費期限切れになってしまったりします。どの棚に何を置くかを具体的に想定して棚の奥行と幅と高さを決めていくことが理想的です。

高さは棚を可動式にする方法もありますが、奥行きと幅は完成後には手軽に変えられないので、収納する物のサイズと量に合わせて、奥行きの違う造作棚にすると無駄なスペースを避けられます。

扉の有無と引き出し

造作棚に部分的に扉を付けたり、引き出しにしたりすることもできます。通行の幅がゆったりしている場合には、扉をつけても使い勝手が損なわれることはありません。

ただし、通行の幅は余裕を持って取れなくても、窓からの陽射しにさらされたくない食品類が保管できないとパントリーの役目が十分に果たせません。通行の幅にゆとりがない場合は、扉無し、又は浅い引き出しにするという方法を考えられます。

家族構成や家族の暮らし方によって、家族ごとに収納する物の量や種類は異なります。自由度が高いという注文住宅の良さを活かして、家族にぴったりなサイズのパントリーを計画しましょう。

 毎日必ず使うキッチンの使いやすさは、家族の暮らしに大きな影響があります。キッチンとダイニングやリビングとの位置関係が、家族の生活動線や、家事動線、キッチンの作業効率を変えます。

コラム 注文住宅のキッチンはどう造る?

建築事例

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無垢材,注文住宅.家づくり,ライフスタイル,家,家族

かすみがうら市の平屋|家族で暮らすナチュラルテイスト住宅

A-1グループ(A-1home)は無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。

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監修者情報

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)

エイ・ワン株式会社(A-1 home)は、茨城県行方(なめがた)市で1981年より40年以上「設計・施工・監理一貫体制」で家づくりをしている工務店です。
一級建築士5名/二級建築士2名/宅地建物取引士3名/ファイナンシャルプランナー2名
が在籍しており、各分野の専門知識を持ったプロがマイホームを共に形にしていきます。

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