【行方市】4月の浄化槽設置事業費補助金の申請始まりました!

3月の茨城県小美玉市での二階建て完成見学会に頂きましたお客様、大変ありがとうございました!

年度末に加えお彼岸でしたが、お忙しいところたくさんのお客様にご来場いただきました。

小美玉市のインナーバルコニーのある二階建て外観

 

2月入社の前田さんも施工事例の動画のソロデビューを無事に果たし、InstagramやYouTubeにあっプしていきますのでお楽しみに!

小美玉市の印南バルコニーのある二階建て

 

さて、4月となり、年度が切り替わりました。茨城県行方市では今年度も「浄化槽設置事業費補助金」の制度が実施されるとのことです。

霞ヶ浦大橋と霞ヶ浦

「浄化槽設置事業費補助金」とは、霞ヶ浦や北浦などの豊かな自然環境を守るため、高度処理NP型合併処理浄化槽を設置するときに、設置費用の一部を補助する制度です。

【参考】行方市|浄化槽設置事業補助金

※補助金制度はありますが、4/1現在HPが更新されていないため、内容が変わる場合がございます。必ず最新の内容を確認ください。

 

生活排水などに含まれる窒素・リンは水質を悪化させ、生態系を破壊する要因となります。

補助金の対象となる浄化槽は「高度処理NP型合併処理浄化槽」で、窒素・リンの除去性能があり、家庭から出るすべての排水を高度処理する浄化槽です。

水質汚染イラスト

 

排水に含まれる窒素・リンがもたらす影響は下記のとおりです。

1. 富栄養化の促進

・窒素やリンが河川や湖、海に流入すると、水中の栄養塩濃度が高まり、富栄養化が引き起こされます。

・富栄養化が進むと、植物プランクトンや藻類が異常増殖(アオコや赤潮)し、水質の悪化を招きます。

2. 酸欠(貧酸素化)

・異常増殖したプランクトンや藻類が死滅すると、分解過程で大量の酸素が消費されます。

・これにより水中の酸素濃度が低下し、魚類や底生生物が生息できない「貧酸素水塊」や「死の海域(デッドゾーン)」が発生します。

3. 生態系のバランス崩壊

・特定の藻類が優占することで、従来の生態系が乱れ、魚類や水生生物の多様性が低下します。

・一部の藻類は毒素(例:マイクロシスチン)を生成し、魚介類や人間にも健康被害をもたらします。

4. 地下水や飲料水への影響

・窒素化合物(特に硝酸態窒素)は地下水に浸透し、飲料水の汚染を引き起こすことがあります。

・これが原因で、「ブルーベビー症候群(乳児メトヘモグロビン血症)」のリスクが高まります。

5. 海洋への影響

・河川を通じて流れ込んだ窒素・リンは、沿岸部や海洋にも影響を及ぼし、赤潮の発生やサンゴ礁の白化を助長します。

・窒素酸化物は大気にも影響し、酸性雨の一因ともなります。

対策

・排水処理の高度化(窒素・リン除去設備の導入)

・農業における化学肥料の適正使用

・自然浄化能力を活かす湿地や森林の保全

・下水処理場の適切な管理と整備

これらの対策によって、窒素・リンによる水環境の悪化を防ぐことができます。

そこで、対策の一つが高度処理NP型合併処理浄化槽を設置することです。メリットは以下の通りです。

1. 窒素(N)・リン(P)の高効率な除去

・通常の合併処理浄化槽では窒素やリンの除去が不十分ですが、高度処理NP型では追加の処理工程(脱窒・リン除去)が組み込まれ、排水中のN・Pを大幅に削減できます。

・具体的には、窒素は硝化・脱窒処理、リンは凝集沈殿や吸着処理によって除去されます。

2. 富栄養化の防止

・河川や湖、海への窒素・リンの流入を減少させ、富栄養化や赤潮、アオコの発生を抑制できます。

・これにより、水質の悪化を防ぎ、生態系のバランス維持に貢献します。

3. 水環境の保全と飲料水資源の確保

・窒素が地下水へ浸透するのを抑え、飲料水汚染(硝酸態窒素による健康被害)のリスク低減できます。

・また、排水の水質が向上することで、河川や湖沼の浄化負担が軽減されます。

4. 既存の下水処理施設への負担軽減

・個別の住宅や小規模施設で高度処理NP型合併処理浄化槽を導入することで、下水処理場への負担を減らせます。

・これにより、下水道の普及が遅れている地域でも水質改善が可能になります。

5. 省スペースでの設置が可能

・高度処理機能を備えつつ、従来の浄化槽と同様のコンパクトな設計で設置できます。

・都市部や土地が限られた場所でも導入しやすいのが利点です。

6. 環境基準の遵守・補助金活用の可能性

・高度処理NP型合併処理浄化槽は環境基準(BOD・T-N・T-Pなど)をクリアする性能を持つため、地方自治体の環境対策にも適応しやすいです。

・また、設置には国や自治体の補助金制度を活用できる場合があり、費用負担を抑えることができます。

結論

浄化槽イラスト高度処理NP型合併処理浄化槽を導入することで、窒素・リンの排出を大幅に抑制し、水環境の保全に貢献できます。特に下水道未整備地域や環境負荷の高いエリアにおいて、効果的な水質改善策として推奨されます。

 

この他に家庭でも出来る対策として、

・油汚れは流さず新聞紙などでふき取る、量が多い場合は凝固剤で固めて廃棄する
・米のとぎ汁は流さず植木や家庭菜園などで使用する
・食べ物・飲み物を残さないよう適切な分量を心掛ける
・洗剤やシャンプーは適量を使用する
・お湯の残り湯は洗濯や掃除に使う

など、小さなことかもしれませんが自分自身も気を付けていきたいと思います!

 

今回ご紹介した行方市の浄化槽設置における補助金以外に、国や自治体で行っているものなど様々な種類があります。地域や家族構成などでも変わってきますので、うまく活用して補助金を受け取れるようにしたいですね!

補助金制度の有無についてもお調べいたしますので、ぜひご一緒にご相談下さいね。

 

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