良質なログハウスは冬寒くない
ログハウスと一口に言っても、それぞれのログハウスには、大きな質の差があります。一般的な在来工法の住宅にも、暮らしやすい家から、不満の多い家までありますが、ログハウスの場合、さらにその幅が広いのです。
北欧風の洗練されたデザインで、薪ストーブ一台で家中が暖まり、快適に過ごせるというログハウスもあれば、ログハウスキットを使って、DIYで離れのような子供の勉強部屋を作ったが、夏は暑く、冬は寒くて使い物にならなかったというようなログハウスもあります。
この差は、シンプルに考えて、価格の差です。良い木材を使って、的確な設計をし、丁寧な施工をしたログハウスは、高価ですが、夏涼しく冬暖かい、外観と内装のデザインが優れていて視覚的な満足感も得られます。
ログ材の厚みで断熱と蓄熱に差が出る
厚みのあるログ材には、高性能な断熱材と同じだけの断熱性があります。しかし、厚みが十分でないログ材であれば、断熱性は低下します。断熱性が高いほど、夏の暑さの侵入を防ぎ、最小限の冷房で、涼しさを維持しやすくなります。
加えて、木材には蓄熱性があります。蓄熱性があるので、陽射しや暖房で暖まると、その暖かさが続きます。ログ材に厚みがあるほど、蓄えた熱を逃がさないので、暖かさが長く続きます。その為、就寝前に薪ストーブを消しても、朝、家の中が冷え切っていることがありません。しかし、ログ材に十分な厚みがなければ、熱を逃がしてしまうので、蓄熱性が活かされず、暖かさが長く持続できません。
窓で断熱に差が出る
ログハウスの窓枠は、木材で造られているので、非常に高い断熱性があります。その上で、ガラス部分にトリプルガラスなどの高性能なガラスが使われていれば、木材の窓枠の断熱性が活きて、窓からの熱の出入りも防げます。しかし、せっかく窓枠に木材が使われていても、ガラスが一般的な複層ガラスや、板ガラスであれば、窓からの熱の出入りは防げません。
高性能なガラスが使われている良質なログハウスは、窓からの熱の出入りが妨げられます。
施工力で気密性に差が出る
ログハウスには、ハンドカットログハウスと、マシンカットログハウスがあります。チェーンソーや斧を使って手作業で加工した丸太を積み上げて建てるハンドカットログハウスと、コンピューターで管理された工場で製材されたログ材を積み上げて建てるマシンカットログハウスです。ハンドカットログハウスは、ログハウスの原点ともいえる野性味溢れるログハウスです。マシンカットログハウスは、北欧風のおしゃれな雰囲気のログハウスです。
「ハンドカットログハウスには憧れるけれど、気密性は低そうだな…?」
2つのログハウスを比べた時に、そう感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、ハンドカットだから隙間風が多い、マシンカットだから気密性が高いということではありません。ログハウスのタイプではなく、木材を使った家に対する施工力の差が、隙間風の量に影響を与えます。
なぜなら木材には、膨らんだり縮んだりする性質があるからです。木材の表面には目に見えない穴がたくさんあり、内部には空気が多く含まれています。そして、湿度の変化と並行して、空気中の水分を吸収したり、放出したりすることを繰り返しています。その結果、室内環境には、湿度を調整するというプラスな働きをするのですが、気密性に関しては、マイナスな働きをしてしまうのです。在来工法でも同じことが言えますが、木材を使った住宅の建築には、この木材の性質を、マイナスに働かせない為の設計と施工力が求められます。特にログハウスの場合は、面で造る壁がない分、施工の仕方によっては、隙間だらけの家になってしまいます。
したがって、ログハウスの建築に長けていることに加え、丁寧な施工をした良質なログハウスであれば、木材の収縮によって生じる隙間は、極力抑えられています。高気密な在来工法の住宅と比較すれば、隙間風はログハウスの方が多いことは事実です。しかし、厚みのあるログ材の断熱性と木材の持つ蓄熱性、丁寧で適切な施工が組み合わさると、冬暖かく夏涼しいログハウス、寒くないログハウスが誕生します。
ただ、優れたログハウス、良質なログハウスを建てる為には、一般的な在来工法の住宅を建てるより、高額な費用がかかります。在来工法の場合、建材の流通量が多い為、予算に合わせて、適切な建材を選べますが、ログハウス用の建材の流通量は少なく、建材費が嵩んでしまうからです。加えて、ログハウスの施工に長けた大工も、在来工法の大工に比べると、非常に少ないです。
予算によっては、予算の範囲内で建てた為に、見た目は悪くないが、夏暑く冬寒いログハウスが完成してしまう恐れがあります。ログハウスには住みたいけれど、そこまで高額な費用がかかる家は建てられない…という場合にはどうしたらよいのでしょうか?
ログハウスのような暮らしができるエイ・ワンのログハウス風住宅
エイ・ワンは、在来工法の住宅を建築している工務店ですが、かつてはログハウスの建築をしていました。ログハウスの魅力を知り尽くしているので、ログハウスへの愛は尽きることがありません。にもかかわらず、ログハウスから在来工法の住宅に軸足を移した理由は、もっと手軽に、多くの人にログハウスのような暮らしができる家を楽しんでもらいたいということです。
ログハウスの持つ最も大きな魅力は、木材の持つ性質が室内環境を向上させるということです。断熱性、蓄熱性、調湿性によって、夏涼しく冬暖かい快適な室温が維持しやすく、室内がジメジメしたり、乾燥しすぎることもありません。また、木材の持つ独特の香りや、木目の模様が、自律神経に作用して、その家の住む家族の心を癒し、リラックスさせます。
加えて、木材は、空気を多く含んでいるため、弾力性があります。その為、長時間立ち仕事をしていても疲れにくいです。近年、土間キッチンの人気が上昇していますが、土間の床は硬いため、大人数の来客の際には、キッチンでの準備に時間がかかり、足が疲れるというような悩みも聞かれます。木材の床、フローリングではそのようなことがありません。小さな子供が転んでしまっても、深刻な事故にはなりにくく、高齢者にとっては、日常生活の動作で関節に負担がかかるというようなことが抑えられます。
この他にも、ログハウスには、たくさんの魅力がありますが、新居を建てる際にログハウスを選択するには、いくつかのハードルの高さがあります。ハードルの高さには、木材の収縮する性質によって、ログ壁が沈み込むセトリングに対するメンテナンスや、在来工法の住宅より外壁塗装のスパンが短いこと、住宅街の中ではログハウスの外観が浮いてしまう恐れがあること、そして、良質なログハウスにする為には、高額な建築費が必要になることなどが挙げられます。
そこで、多くの人にログハウスの住みやすさを提供できる家として、ログハウス風住宅が生まれました。ログハウス風住宅の外観は、住宅地に溶け込むシンプルモダンなデザインですが、内部は無垢材をふんだんに使い、ログハウスと同じ住みやすさを備えています。1,000万円台から、ログハウスのような住みやすさを備えた住宅の計画が進められます。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
A-1グループは無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループは、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
A-1グループでは、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。