完全同居型の特徴と間取りの注意点
一軒の家に二世帯が同居するタイプです。昔の日本では、ごく当たり前だった、親世帯が子世帯の子育てを手伝い、親が高齢になった時には、子や孫が助けるという暮らし方ができる家です。大人数で賑やかに、楽しく暮らせる家でもあります。また、親世帯が伴侶を亡くした後も、独居の寂しさを感じないで暮らしていけるでしょう。
同時に、完全同居型は、水回りや玄関などを二重に造らないので、建築費も敷地面積も抑えられます。片方の世帯だけが住宅ローンを受け持つ場合、一般的な住宅を建てる費用とそれほど変わらない費用で、二世帯住宅が建てられます。
ただ、近年の日本では、少人数で暮らす家族が、非常に増えています。日本人の多くは、親子だけの家族で暮らすことが当たり前、という感覚になっているとも言えます。それを考えると、二世帯がすべてを共有して暮らすことに、抵抗を感じる人もいるでしょう。一方、二世帯の人間関係が良く、すべてを共有しても問題がない、子世帯が共働きで、家事や子育てに親世帯の手伝いが必要というような家族もあります。二世帯で同居することが、経済的にも、暮らしの上でもメリットになる家族には、完全同居型の二世帯住宅での家づくりが向いているのではないでしょうか?
ただし、そのような場合でも、暮らし始めてからのトラブルが起こらないようにするためには、間取りの工夫が必要です。
玄関
二世帯住宅では、家族の人数が多くなるので、玄関が散らかりやすくなってしまいます。子供の靴が玄関内に散乱していると、親世帯のストレスになることもあります。その為、家族の靴、傘、スポーツ用品などが十分に収納できるスペースが必要です。
家族の居室
家族全員が同じ時間帯で生活している家族には問題はありません。しかし、仕事の都合で親世帯の帰宅が遅い場合には孫の睡眠を、子世帯の帰宅が遅い場合には、親世帯の睡眠を妨げてしまう恐れがあります。早く就寝する家族の寝室は、水回りから遠ざけるなどの間取りが求められます。
また、親世帯が高齢になった時のことを考えて、親世帯の居室を1階にする場合、その真上を子供部屋にすると、子供の足音が、親世帯を煩わせてしまう恐れがあります。ほとんどの時間は、リビングで過ごすというような生活であれば問題ありません。しかし、自分の部屋で、読書や勉強をする人にとっては、上の部屋の足音はストレスになってしまいます。
これらはほんの一例で、家族の暮らし方、生活の時間帯によって、一家族だけであっても暮らしやすい間取りは変わるものです。二世帯の場合には、さらに慎重に、新しい家での暮らしをシミュレーションした上で、間取りプランを進めることが大切です。
部分共有型の特徴と間取りの注意点
いくつかの場所を共有する二世帯住宅です。共有する部分によって、暮らし方も、必要な敷地面積も、建築費も変わります。
玄関だけ共有
最も完全分離型に近い二世帯住宅で、例えば玄関、浴室を共有するなどです。玄関も、浴室も長時間を過ごす場所ではないので、それぞれの世帯のプライバシーは確保されます。ただ、浴室は、入浴中の家族がいると洗面所に入りにくくなったり、洗面所を使っている家族がいると、入浴できなかったりという問題が起きることがあります。その為、浴室+脱衣所と分離して、洗面所を造る、浴室と洗面所を組み合わせる場合には、サブ洗面台を子世帯が住む2階、または玄関の近くに設けるなどの工夫が求められます。
玄関、水回りを共有
浴室だけではなく、キッチンを共有するため、このタイプの場合には、リビングも共有するケースが多いです。それぞれの世帯に食事の支度をする人がいるので、協力したり分担したりしながら家事をこなしている、共働きをしていない世帯が、食事の支度をするというような状況であれば、キッチンでのトラブルが起こることは少ないでしょう。
ただ、リビングに関しては、来客時に不便を感じることがあるかもしれません。どちらかの世帯に来客があると、他の家族の居場所がなくなったり、気を使ったりといったことが起こるからです。来客時には客間として、普段はリビングの延長として使える続き間のあるリビングにする、または、サブキッチンを造っておき、食事の支度をしない世帯に来客があった時、リビングではなく、自分の居室を客間として使い、サブキッチンでお茶を淹れてもてなすというようなこともできます。
完全分離型の特徴と間取りの注意点
2軒の家のように造る二世帯住宅です。そして、完全分離型の二世帯住宅には、1階と2階で分離するタイプと、左右に住み分けるタイプがあります。左右に住み分けるタイプは、すべての二世帯住宅の中で、最も世帯ごとのプライバシーが確保されますが、同時に広い敷地面積が必要になり、建築費も嵩みます。加えて、それぞれの世帯が庭を持てる、子世帯だけになった時に、一世帯分を賃貸住宅として活用できる、売却する際にも、1階と2階で分離するタイプより資産価値が高いなどの特徴があります。
1階と2階で分離するタイプの場合は、1階に玄関を2つ造る場合には、1階の世帯の床面積が狭くなる、2階に外玄関を造る場合には、悪天候の時には階段が滑る危険があるなど、玄関の造り方が難しいという面があります。また、2階の足音や排水音が1階に響くので、左右分離型よりさらに間取りの工夫が求められます。
どちらのタイプであっても、二世帯住宅を建てた為に、家庭生活がギクシャクし、最終的にはどちらかの世帯が二世帯住宅から離れることになったというような心配がない二世帯住宅です。ただ、プライバシーが確保される分、二世帯間の自然な触れ合いは生まれにくくなるので、親世帯が高齢になった時、寂しさを感じる恐れもあります。子育ての手伝いも、出かけて行って手伝うというような形態になるので、同居型ほど手伝いやすくはありません。その為、令和2年度の二世帯住宅の新築時に受けられる地域型住宅グリーン化事業補助金では、三世代同居加算の対象にはなりませんでした。(令和3年度に関しては、まだ発表されていません。)
完全分離型の二世帯住宅にする場合には、庭やベランダに、共有スペースを設け、少しだけ自然なコミュニケーションが生まれるようにしておくと良いのではないでしょうか?
家族構成や、家族それぞれの性格、暮らし方、家づくり予算に合わせて、暮らしやすい二世帯住宅のタイプを選び、居心地の良い二世帯住宅を実現させましょう。
エイ・ワンの取り組み
無垢材を使った低価格住宅が、エイ・ワンの住宅の特徴です。
無垢材には、調湿性や断熱性があります。その結果、無垢材を使った家では、室内の温度や湿度が、自然に調えられ、必要最小限の冷暖房で、快適な室内環境を調えられます。その質感の良さが、インテリア性を向上させることもあり、人気の高い建材でもあります。
ところが、無垢材のフローリングは高そうだから…と思ってあきらめる人が、少なくありません。
エイ・ワンでは、坪数を効率化して床面積を抑える、携わる業種が最小限にする、モデルハウスを持たない、広告費をかけないなどの工夫によって、建築費を抑えています。
その結果、無垢材内装の住宅を低価格で実現しています。
無垢材の内装の家に住みたいけれど、手が届かないだろう…とあきらめる前に、ぜひエイ・ワンにご相談ください。無垢材を使った住宅を低価格で完成させます。
初めてのご相談から土地探し、プラン打合せ、設計、施工監理、アフターフォローまで、豊富な経験と、専門的な知識を基に、ご家族に寄り添って家づくりを進めていきます。
ご家族の構成、暮らし方、理想のイメージをお伺いし、ご家族が幸せな毎日を過ごせる家を、実現させます。
エイ・ワンで注文住宅を建てられたお客様の声をご覧ください。
予算内で納得のいく家を建てたいとお考えでしたらエイ・ワンにご相談ください。
A-1グループは無垢材を内装に使ったログハウス風住宅など、低価格で暮らしやすいシンプルな住宅を建築する会社です。
低価格ではありますが、建築基準法で定められた耐震性以上の耐震性、家を劣化させない工法による高い耐久性、複層ガラスの窓や断熱材による高い断熱性を備えた長期優良住宅に対応することも可能な性能の住宅です。
長く住まえる家、快適な暮らしができる家は、住宅性能の高い家です。加えて、無垢材の内装の家は、天然の木材が持つ特性によって、家族の健康を守り、心を癒す住宅です。
A-1グループは、施主様のライフスタイルや人生観に合わせた住宅の在り方を常に考え、お客様にとって最適な解決策をご提案する暮らしやすい家の創り手です。
”全ては笑顔の為に”
これは、当社が常に心掛け、実践している家づくりのテーマです。
A-1グループでは、これまでに培ったノウハウと、数多く施主様の問題解決を行ってきた豊富な実績を基に、施主様の希望を叶える無垢材を使った家のプランを設計し、ご提案いたします。
ご提案の過程で、家族の夢や実現したいライフスタイルなどの、ご希望を存分にお聞かせください。
当社のスタッフが全力で、お客様の家づくりに寄り添います。